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⻘いカフタンの仕立て屋のzatのレビュー・感想・評価

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)
3.5
布の質感とか手の温もりとか繊細な表情のの移ろいを表現するためとはいえあまりに終始ピントの浅いクロースアップが続くのでセンシュアルとか超えてちょっとたまには引いてくれ!と叫びそうになった。それくらいむせ返りそうなほどの質感温度湿度。個人的にストーリーテリングの一ツールとして余命わずかな病いが使われると乗れないし私はミナのような強さや寛大さは持てない…弱ってる時に愛情を持って世話してくれてるとはいえパートナーが性別関わらず他の人と相思相愛なことを受け入れるなんてできるだろうか…そんな自分は愛がない人間なのか…とぐるぐる考えて妙に落ち込んだ。余命幾許もなくなればまた違うのだろうか。背骨の浮き出具合で衰えを表現していて特殊メイクではないとしたらとんでもないなと思った。
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