一瞬もハマらないまま2時間が過ぎてしまった。女優さんたちは艶やかで綺麗だった。
鍵の君への恋心だけを原動力に虚実ないまぜな時間も空間も縦横無尽に越境して千代子は疾走し続ける。14番目の月は満ちることがないままこれこそが私という全肯定によって物語は幕を閉じる。
千年思い焦がれ続ける>>続きを読む
布の質感とか手の温もりとか繊細な表情のの移ろいを表現するためとはいえあまりに終始ピントの浅いクロースアップが続くのでセンシュアルとか超えてちょっとたまには引いてくれ!と叫びそうになった。それくらいむせ>>続きを読む
バービーランドもリアルワールドもコテコテに男女バイナリでピンク似合わずパジャマパーティ入れてもらえない系女子としては終始居場所がなく、アランの女版いてほしかったというのが率直な感想。しかも女が男に勝つ>>続きを読む
凄惨な人種差別とその中でサバイブする若者たちの姿はどこか「ドゥ・ザ・ライト・シング」を彷彿した。どちらも良くも悪くも(かっこよさも、扱ってる問題の変わらなさも)全く古びない。レゲエという音楽が背負って>>続きを読む
ウーバーイーツ依存から脱出すべく自炊欲が湧きそうな映画を鑑賞。ものの見事に感化され、今晩のおかずは茄子の炒め物大葉和えと、根っこ付きほうれん草のお浸し、それにセリとゴボウが無性に食べたくなり、映画には>>続きを読む
ライトにサラッと観れるけど、会話のぎこちなさとか、絶妙なマウントの取り合い、そうそう人と話すってこういう感じだよね、だからいやなんだよ、と思ってしまうコミュ障あるあるなディティールが満載。教養不足で有>>続きを読む
確か10代の時に小説読んだし映画も公開当時観たはずだけどほぼ全く覚えてなかった。(唯一小説で覚えてるのは使用済み生理用品を燃やした煙の上がる煙突の話しだったけどカットされてた)
そもそも時代背景をよく>>続きを読む
飽きずに楽しく観たけど、何も書くべき感想が思い付かず困った…
「くだらね〜!」という賛辞を送るほどくだらないって訳でもないし。
幸薄めビッチな姉と幸せキラキラ新婚妹の対比、妹持ち長女諸氏はどっか共感す>>続きを読む
1時間に満たない尺とは思えない重みのある作品だった。
主人公の庇うつもりの言動が一番当事者を傷つけていていたたまれない。
小中学生の頃、バカとかアホと同列の罵倒語として「シンショー(身障者)」という言>>続きを読む
問題作的な評判ばかり聞いてたけど、普通に面白くて古びない映画だった。
荒涼とした田舎町。おフランスというよりアメリカの郊外という感じ。冒頭のトラック→カラスの死骸→ゲイカップル→ゴミ溜めのシーンから>>続きを読む
メタ構造系の作品(ホーリー・モーターズとアネット)しか観たことがなかったので、すごくちゃんとした(?)ラブストーリーだな〜というのが一番の印象。
ミシェルがアレックスを捨ててポンヌフ橋を去っていき「>>続きを読む
大抵予告編で10分は押すだろうと余裕ぶっこいたところまさかの定刻開始で冒頭1分ほど見損ねるという遠征組にあるまじき失態…6時間に対する1分をまあまあ引きずってしまい大反省…。
曼荼羅図というものはそ>>続きを読む
とにかくスティーヴィーがただただ可愛い。演出とか描き方もストレスなく見れてよりその可愛さを堪能しやすくなっている。
最近の90sリバイバルのせいでファッションが全く古びて見えないというかダサかわいく>>続きを読む
①
よくある青春ものかと思いきや後半急にファンタジー展開。「ふたりのイーダ」へのオマージュ??こういう自分探し女子めっちゃいるなと思いつつ、加瀬亮も大概だぞ。家賃クソ高いとか駐禁厳しいって東京が舞台の>>続きを読む
筒井康隆×今敏×平沢進の最強コンビネーション。
聞いてた通り百鬼夜行シーンは圧巻。劇中ずっと夢とうつつの境界が攪拌され続けてひと時も息がつけない。
パプリカまじかわいいっておっさん脳に切り替えて真っ>>続きを読む
刑事のバディものという設定がちょっとベタすぎるけど、黒人差別を当事者として描き切る覚悟、独特なグルーヴ感ある映像と音楽はさすがスパイク・リー。
入れ替わり系みたいなバレるかバレないかのハラハラ感、さ>>続きを読む
去年何の気なしに観た「ホーリーモーターズ」が初カラックスで、衝撃の映画体験だったため、めちゃくちゃ期待して遠征。
鑑賞後しばらく経っての印象は「アダム・ドライバーめっちゃ歌ってたな〜」「マッチョだっ>>続きを読む