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イヴの総てのmajiziのレビュー・感想・評価

イヴの総て(1950年製作の映画)
3.5
ストーリーはショービズ界のあるある、新旧女優のバチバチ交代劇なんだけどやっぱり引き込まれて観てしまう面白さ。

イヴの前半しおらしい態度から、後半野心剥き出しの変化も良いんだけど、やっぱりどっかお上品なんだよね。時代かな。

それよりもマーゴの焦燥感や苛々、引き際の悲哀みたいなのがグッときた…。

終わり方も追われる者と追う者のエンドレスな世界という見せ方が、後の様々な作品のベースになっている気がした。

この作品で、オスカーへのノミネートゴリ押しで結局2人とも取れなかったっていう実話のが怖くて好き。
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