olive

オットーという男のoliveのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.9
今年の見納めに録画しておいたこれを。
「幸せな一人ぼっち」を観てよかったのでリメイクを観るのはなんだか本家に悪いみたいな気もちょっとあって(なぜこう思うのか自分でもわからないけど、CODAあいのうたも同じ理由でまだ観てない)中途半端な気持ちで見始めた。結論から言ってやっぱりトム・ハンクスはいい、「エルビス」の時はだいぶ感じ悪くそれまでの凄くいい人のイメージから遠くなってオットーは今までのどれとも違った。
曲ったことが嫌いで人付き合いが下手で決めたことはやらずにいられない、優しくて弱い自殺願望の強い人、モノクロの人生を彩ってくれた最愛の理解者の妻を失って気力を無くしたオットーが隣人によって再び前を向きはじめる、思い出を話すことで次第に現実と向き合う。メキシコから来た家族のオープンな所がオットーの心を開いていく、このママが凄く魅力的。
人の不幸もスマホで撮ったりSNSで反撃していく所は現代でリメイクならでは。
olive

olive