メグレと若い女の死のくさばのネタバレレビュー・内容・結末

1950年代のパリの街の雰囲気が楽しめた。老体で殺人事件の謎を追う地道さがよかった。足で謎を追い、一つ一つの手がかりを丁寧に探っていく。派手さや爽快さはないが落ち着いて先が気になった。

昔のミステリー小説らしく犯人や動機に意外性はなく、そこは残念だった。でもあっと驚く展開を求めるのではなく、当時のパリの雰囲気や良質なミステリー映画としてはいいのではないかと思う。

関係ないけれど、朝ごはんにどんぶりみたいな器でコーヒー飲んでたのが面白かった。あっちではそういう時もあるのか、昔だからなのかわからないけどそういう小ネタも楽しめるのがひと昔前の異国の地を舞台にした映画ならではかなと思った。