Melko

お熱いのがお好きのMelkoのレビュー・感想・評価

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)
3.7
「もし私が女だったらあんな奴について行かないわ!……いや、私女よ?!女だけどね?!」

ププッピドゥ♪
笑う犬の冒険見てた私には、この曲はミッチーとサッチーの歌にしか聞こえなくて…マリリンごめん、、

喋って動くマリリン・モンローを見たのって、何気に初めてかもしれない。
テンポも良くて、この時代にしてはすごく軽口のコメディだし、現代にも通ずる面白さがある…と頭では分かりつつ、とにかく口が達者で身内も外野も騙しまくる、トニー・カーティス演じるジョー=ジョゼフィーンのことが全然好きになれず…彼女(彼?)が登場するたびに辟易したので、スコアは上がらず。
その代わり、ジャック・レモン演じるジェリー=ダフネのシーンは何を見ても面白かった!変幻自在の顔芸に、しっかり女役が板についてるし、女役と男を行き来するのも訳なくスルスルとこなしてて、天晴れであった。
いやまぁ2人ともすぐバレそうな雑な女装にガタイのデカさなのだけど笑 時間が経つとホントに「男顔の女性」に見えてくるから不思議。笑

そんな2人から想いを寄せられるシュガーを演じたモンロー、ダムブロンド(おバカな金髪)の役を本人は嫌がったらしいけど、モンローじゃなきゃ成立しないような役だから、何の文句もない。彼女のためにあるような役だわね。

下品で下町的な親しみのある女性バンドメンバー達、列車の旅もワイワイ楽しそう。ちょっと混ざりたい。仮に楽器できなくても何も言われなさそう笑

コレほんと、モンローが言うように、白黒じゃなくてカラーで見たかったなぁ…。。

ラストの富豪のセリフは時代の先を行ってたなぁ…って感じ。
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