このレビューはネタバレを含みます
「言っとくけど、彼はまた浮気するわよ。絶対。その時になっても泣き付いてこないでね。もううんざりなの。この泣き虫女」
「素敵な髪色だったけど、もう必要ないわ」
ずっと📎してた作品、やっと、、と思ったら、多分どこかで一回見てた。。
主人公の婚約者が、イカれたルームメイトにピンヒールの踵で目をグサっ!とヤラレるシーンで、思い出した。見たことあるわコレ。
結構な後半になって出てくるシーンでやっと思い出せるぐらい、なんか色々地味で印象に残りづらく感じた。多分また何年か経ったら、今回見たことを忘れて再見してしまいそう。
主人公アリー役のブリジット・フォンダはスーパースレンダーボディ、そもそも難易度の高い赤毛のショートヘアをモノにしてて似合ってるし、この見た目だからこそのあのキャラがよく合っている。
対するサイコルームメイト へディ役のジェニファー・ジェイソン・リーも、控えめ地味子から狂気のイカれ女まで、闇深い役を好演してた。
脇にいる男連中も、それぞれ程よいクズ(一定の良識はあり、ドクズではないのがミソ)で華を添えてて、全体的に悪くはないのだけど。。。
なんでこんなに終始ムカムカするんだろうなぁと思ったら、ただ単にサイコ女ヘディのサイコぶりにゾッとするだけではなくて、ヤラレるアリーもまぁまぁなダメ人間なので見ててイライラするからだと感じた。
思い変えせば、ヘディはちゃんと「彼氏とヨリを戻す可能性はある?」って入居前に聞いてて、「ないわ」ってアリーはハッキリ答えてる。これではヘディが期待してしまうのも無理はない。
彼氏からアリーへの手紙を隠したり留守電を削除隠滅してたのは100ヘディが悪いけど、だからといって再会して一夜でヨリ戻して朝帰りからのキラキラの婚約指輪つけて帰ってこられたら、逆恨みに近い感情をヘディが持つのも理解できてしまう。アリーもめちゃくちゃ薄情な人間。
その上、アリー、問題を何一つ自分で解決できないのに、周りの人たちに中途半端に助けを求めて結果的に犠牲者を増やしてるだけなのがなんとも残念。取引先のキモセクハラ男も悪いけど、最後はちゃんとアリーのこと助けようとしたのに…巻き添えが可哀想すぎる。
自分も勝手に人の部屋入ってアレコレ詮索してたクセに、、悲劇のヒロイン面するのは違うと思う。。てか人の香水勝手に使うなよ。
違和感に気づいていながら、早めにちゃんと拒絶せずズルズル行ってしまったアリーも悪い。。
「どっちもどっち」という感想を抱いてしまうあたり、原作者や監督の思うツボなのだろうか。
ジェニファージェイソンリーのまさかのポロリが見れて驚き。綺麗なお胸だったなぁ、、
そういえば、サイコ女が「私の名前はヘドラ」と名乗った時、アリーが「変わった名前ね。ヘディにしましょうよ、ヘディ・ラマーみたいでエキゾチックじゃない」って言ってたから、前々から気になってたヘディ・ラマーのことが俄然気になってきた。出演作を追っていこうと思う。