“Where are you going?”
“Chicago.”
“Chicago?”
“Yeah, Chicago.”
“You know you're in St. Louis?”
“Yes I do.”
“Why don't you try the airlines? It's faster and you get a free meal.”
ジョン・キャンディの笑顔、ズルいよ〜。それでぜーんぶチャラなんだもの。
ずーっと📎したままだった作品を、やっと!
スティーブ・マーチンて、ピンクパンサーのおとぼけおじさんなイメージしかなかったから、この作品でやってたハイパーブチギレおじさん役、めっちゃ新鮮だった!
アメリカってやっぱり広いのね〜。行ったことがないから距離感がわからないけど、ニューヨーク〜シカゴって、1,200kmあるんだね!!今の時代、飛行機なら2時間。
その距離を、なんとしても感謝祭までに帰りたいおじさんと、そんなおじさんと一緒に行動することになった迷惑おじさんのお話。
タイトルのP.T.Aとは
Planes(飛行機)、Trains(列車)、Automobiles(自動車)なんだとか。そうゆうことか〜。この交通機関を(超不本意ながら)乗り継いで家を目指すわけだけど、なんとゆうか、、結構な後半まで、主人公もそのお供も絶妙にイヤ〜な人間なので、見てて不快不快。笑
主人公ニール、若干プライドが鼻につく節はあるけど、基本的に物静か知的でおとなしく無害な人間。なのだけど、一旦イライラスイッチが入ってしまうと暴走して収拾がつかない。且つ周りに当たり散らすせいで、人の運が皆無。めっちゃ勿体無い性格してる。
勝手に「子育てと夫婦仲は大丈夫?」なんて心配しちゃった。
とはいえそれゆえに、超利己的だった彼が、とんでもないまさに「大災難」に巻き込まれた結果、人の心を取り戻していく過程が丁寧コミカルに描かれているのだが。
そしてその相棒となる巨漢のデル。さすがセールスマン、人当たりが良く友達も多いし、口も上手い。そのおかげで無一文からお小遣い稼いだりするほどサバイバル能力まである万能なのだけど、、行動がいちいち大きいしうるさいし衛生観念ぶっ壊れてるのがもう、、ぜっったいに相部屋になりたくない。笑
神経質なニールと無神経なデル、対照的な2人がなんだかんだ行動を共にしながら繰り広げる災難道中、当時見てれば腹抱えて笑えたのかもだけど、途中で出てくる人間がみんな笑えないぐらい粗暴で性格悪いから、クスッとならず。己の振る舞いが悪いとはいえ、ただただニールが可哀想だった。。
指定の停留所に時間通りに来たはずなのに行ってしまってたバスに向かっての渾身の”God, damn it!!!!”は、もう、、ホントお疲れ、、って感じ笑
今はケータイがあるから電話に並ばなくてもいいもんね。なかなか帰らない家族を不安な気持ちで待つ必要もないもんね。ホントに便利な時代になったなぁ。
笑いのツボが合わなかったり見てられないぐらいやられまくるニールの姿が不憫だったり、残念なところは色々ありつつ、それを吹き飛ばすぐらいの、ラストのジョン・キャンディのスマイルでスコア0.3献上。あのスマイルには何も勝てまい。うちにも呼びたい。
つくづく、早く亡くなったのが惜しい俳優さんだな。。
冒頭で、ハチャメチャ若いケビン・ベーコン出てきてビックリ!ノンクレジットでの参加とは、なぜ‥!