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ゴジラ-1.0のnenのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
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アカデミー賞視覚効果部門を受賞。
今年はゴジラ生誕70周年でもある。その年に公開されるゴジラがハリウッドの「ゴジラVSコング」というのもいい。

1933年の「キングコング」のウィリス・オブライエン、後に弟子になるレイ・ハリーハウゼンのモデルアニメーションはハリウッド怪獣映画の柱。
1作目「ゴジラ」は1954年。

そのストップモーション技法の巨匠であるフィル・ティペットが77年「スターウォーズ」で注目され、山崎貴監督は人生を変えられ、93年にCG革命を起こした「ジュラシック・パーク」ではフィル・ティペットが恐竜に動きを付けた。

白組の代表取締役である映像作家、島村達雄が日本初のモーションコントロールカメラを導入。

「パシフィック・リム」では、ギレルモ・デル・トロがエンドクレジットで「モンスター・マスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」とメッセージを出した。本多猪四郎は1作目「ゴジラ」の監督。

モーションキャプチャー俳優がCGキャラクターを演じるのも、怪獣のスーツアクターに通じる。
日本怪獣寄りなら「シン・ゴジラ」「パシフィック・リム」はスーツの怪獣の演技を目指した。ギレルモ・デル・トロは中島春雄メソッドと言っていた。中島春雄は最初のゴジラのスーツアクター。

「ロード・オブ・ザ・リング」ゴラムや「猿の惑星」シーザー、2005年のキングコングを演じたアンディ・サーキス。彼は2014年のハリウッド「ゴジラ」の動きにもアドバイスをした。
またテリー・ノタリー。2017年のキングコングや、「猿の惑星」ロケット、「アベンジャーズ」サノスのブラックオーダーのメンバーを演じた。最近は「NOPE」ゴーディも。
「アベンジャーズ」の際は、サノス役のジョシュ・ブローリンへ、モーションキャプチャー演技のアドバイスもした。
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