みい太郎

ゴジラ-1.0のみい太郎のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.2
ほんの少しのフィル友さまの
レビューでやっぱ館観だなと判断し
久々人と鑑賞でもしようかなあと
ツレとの銀座で食事会終わり
映画でも観よかとツレを誘いましたが
野球の試合を録画してこなかったと
いうのでど定番の1人鑑賞。


1人で良かった。思い切り泣けたし(苦笑)
喜怒哀楽にきっちり届きました。
山崎監督ううぅー。
邦画を楽しむ事ができました。
永遠の0を鑑賞してお好きな方は
山崎監督のあの感じに響くと思う。

ゴジラってやはり日本🇯🇵が
作り出したサイコーのファンタジスタ。
もうねあの例の音楽が響く、ひびく。
よく出来た登場曲だと思う。
今回の時代背景と同様に戦後の焼け野原から
平和でないと成立しないエンタメを
70年前に戦後のあの日本から出てきた
ゴジラを本当に日本人として誇りに思えた
作品でした。

IMAXどうしよーかなあと思ったけど
やはりそうしてよかったわー
ゴジラの攻撃受けれた感じ〜(笑)
ゴジラへの衝撃も共に感じた〜。


ネタバレにならない様気をつけますが
観て無い方お気をつけあそばせ。



戦争映画なんです。これ。
戦後繰り返し多くの人が話したであろう
発言の数々。まるでヤマアラシの様…
自分が壊れて傷ついてるのに余裕もなく
他者に酷い事を言ってしまう。
パンパンになるしか無いとか
あんたら兵隊がしっかりしないから
戦争に負けたんだ…なんて
傷に塩擦り込む発言。でも放った方も傷だらけで…きっと現実にもあったろうな…
ゴジラは水爆実験から生まれた怪獣。
理不尽な戦争、生き残って喜べない国民性。
役立たずだったと感じてしまう罪悪感。
だれも全く悪くないのに…
今で言う最大級のPTSDを
国民全体が感じている中で帰還兵の方たちみんなが生きて帰ってきた事にホッとしながら自分を責めて生きてる人が沢山いたんだと
感じ知る事が出来た。

貧乏くじ…本当にほんの少しの違いで
命をかけたくじをみんなが引いていて…
どこかに『誰もやりたくないけど…誰がやらねば大切なモノは誰が守るのか?』
があの当時の男性には多かったんだと
思う。でなきゃ戦地で餓死や病死が死因の主で行きのガソリンだけ詰んで相手方に突っ込むなんて他の国の人なら国のせいだと
集団で攻め立ててるわー間違いなく。

途中からストーリーで泣いてるのではない事に気付かされる。まあストーリーも泣かせにはきているんですが(苦笑)
当時の国民の辛さや憤り、現実を
有名、無名に関わらず憑依した様に
心に響く演技をしてくれていて…
世界の人たちがこれを観てくれたら
我が国の特にあの戦後戦中の方々の
思いを知ってもらえる良い機会の作品
になっている事に感涙しているんだと…

八百万の神の我が国
水爆の神様に見えた唯一の被災国
日本のゴジラ。
是非劇場でおすすめします。

ゴジラが水から半分顔出してるの
カワユイ。
みい太郎

みい太郎