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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のつぐのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今作は黒の組織vsコナン陣営のお話だけど、今までの作品とは違うメッセージが込められてるように感じました。
それが大きく3つで、「人種差別」「老若男女差別」「女性の強さ」です。

まず事件性を見せつつ、今回の軸である黒の組織、哀ちゃん、コナンが描かれ続けていました。
今回はいつも無敵状態のコナンが1度は敗れる、そして悔しがるコナン。これもとても新鮮でした。
今作、顔認証システムによりコナンと哀ちゃんの正体がバレそうになるというハラハラ感があり良かったです。

自分の命なんて軽いものだ、存在してはいけないものと言ってた哀ちゃんの心の成長がとても感慨深く、コナンと哀ちゃんの絆が描かれてさらに、人工呼吸のシーンで哀ちゃんが「キスしたのよ」って捉えてるところが、哀ちゃん可愛いなぁとなりました。
また、今作は哀ちゃん以外の女性勢のそれぞれの想いが描かれており、初めてでは?と思いました。
哀ちゃん、蘭姉ちゃん、直美さん、ベルモット、キールと(特にベルモットとキール)それぞれが今作の時間軸だけでなく過去に互いに影響を受けたり、助けたり、励ましたりとても良かった。

ただ1つだけ、哀ちゃん救出がクライマックスではなく、中盤にコナンの手を借りず脱出した事で、ラストに盛り上がりかけた事かなと。

だけど、ピンガの口紅拭う仕草、ピアスの反転で気付くのは難しいなぁ。
あと黒の組織が潜水艦持ってて、魚雷も持ってるのは笑っちゃう。戦争でも起こす気なのかなぁ 笑
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