ようすけ

水は海に向かって流れるのようすけのレビュー・感想・評価

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)
4.0
広瀬すずに子どもの視点と大人の視点で語らせているのが大きなポイントかなあ。とは言え、久しぶりの電話で父の話を聞いて、まだまだ大人ではないとは気が付いただろうか。それにしても自分では大きな行動の判断や行動ができず、大人に守られるべき年齢での大人の身勝手な行動はトラウマにはなるよな。これまた久しぶりに会った母の話し方がもうまるっきり子どもに対する話し方だった。

「ばっかじゃないの。」で好意はありがたく思ってそれでもこの後の発展がないのが良いな。高校生って二十代から観てもびっくりするくらい子どもだからなぁ。大人の世界をすこしわかったような、一人の大人の気持ちを共感してそっちで距離を縮めることができたぁなんて思っている子どもに対する「ばっかじゃないの」読みを自分はとりたい。
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