ヒーローものというよりも、異能のマイノリティと戦争物を混ぜ合わせた映画だった。多分自分同様に観る前の期待値よりも上だった人が多いのではないか。特殊能力とはいえ実に地味。全能感はあまりない。仲間達の危なっかしさがあり、きちんとハラハラして見ることができた。敵役もなかなかに魅力的な悪役。何か同情してしまうところは彼もマイノリティであり、精神的に不安定で自己肯定感が低いからだろうか。
地味な特殊能力とはいえ、上手く使えば戦闘に対応できる。
B級やC級になりがちな設定を、そうはならずにバランスがとれていた。
