このレビューはネタバレを含みます
夢中で見入ってしまった2時間。
怪物だーれだ？のCMで怪物探ししてしまっていた…。
CMに引っ張られてしまった。
早織目線では保利先生のことめっちゃやな奴、やる気なし、サイコパス って思ったけど、保利先生の目線になると、普通のいい先生かはわからないけど普通の先生。
子供達の目線になって、絡まった糸が少しずつ解けていく感じ。
普通の押し付けって無意識なんやなあと改めて思った。
でも防ぎようないよな。とも思う。
ましてや自分の子供、しかも小学生。
この子も将来結婚するんやろうなーって無意識に思っちゃうよな。
保利先生は本当に不憫にしか思わない。
学校に乗り込んでくる親＝モンペ判定する教師陣。
双方の話を聞かず、保利先生が悪に仕立て上げる。
保利先生も一人の成人男性。この一件で彼女にも去られ、社会的地位も地に落ちた。
辛すぎる。
でも私はあの彼女好きじゃない。
なんやろ…なんか好きじゃない。
子供達の最後の駆け抜けるシーンは美しかったなあ。
彼らは柵の向こう側へ行って生まれ変わったのかな。
すっごい綺麗なシーンやけど、お母さんのこと思うとしんどかった。
校長先生は一貫して無理やった。
あんな人が校長とか無理すぎる。
転校するしかないじゃない！！
でも手と鼻の接触は合ってて不謹慎ながらおもしろかった。
お父さんは生まれ変わったかな？の連呼。
お父さんは他の生物に生まれ変わって、お父さんの呪縛から解かれたかったのかな？
なんか、余韻というか引きずる映画やけど、ヤクザと家族みたいなしんどい余韻じゃなく、すごいフラットな気持ちの余韻。
薄曇りの空みたいな気持ちになる映画でした。
追記)やっぱり保利先生の彼女が嫌。この映画の登場人物で一番嫌いかもしれん。
掴みどころがないから？あの彼女だけこの作品で地に足がついてないから？
追記の追記)
なぜ彼女が嫌なのか。
彼女の存在はあのストーリーにおいて、ほぼ不要なのに高畑充希が演じているのがなんか嫌だったってか勿体無いと言うか…
