水原秀策

ミステリと言う勿れの水原秀策のレビュー・感想・評価

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
1.1
ミステリー映画の欠陥を煮詰めたような映画。
① 犯人の動機が荒唐無稽すぎ
②謎解きまでの展開が単調
③ 犯人がわかってからが長すぎる。

特にひどいのが③。もう話は終わってるのに延々と話が続き、うんざりした。アメジストの件とか長すぎてゲロを吐きそうだった。今どきダメな二時間ドラマでもこんなにダラダラしてない。

また①についてもこれが完全コメディであれば成立しただろうが、探偵役も犯人役も周囲の人々もみんな大真面目にやってるのは噴飯物。
あまつさえ父娘の話をもってきて感動させようとしくる。バカバカしくて見てられない。

細かいツッコミどころを言い出すとキリがないので(なんでUSBの蓋だけ別にしてもってんの?とか)それは目をつぶったとしても、上記の欠点がひどすぎて我慢できなかった。 

というか作り手はミステリー映画を研究したことないのだろうか。上にあげた欠点ってヒッチコックの時代から言われてることなのに。
「テレビは当たったし、キャストも豪華なんで行けるっしょ」程度の志なんだろうね。
水原秀策

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