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ミステリと言う勿れのkamioriのネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 なんだか物足りなかった。久能くんがあんまり面倒くさくない。特に「女らしさ」への反論は正論すぎて、逆に拍子抜けしてしまった。
 肝心の事件も意外性がなかった。3人の鬼が互いに秘密を守り合っていたという話が出た時点で真壁車坂家が怪しいのは明白だし。そもそも朝晴が兄弟の会話にぬるっと混ざってるのも違和感があった。裏の裏があるのかとも思ったけど、それもなかったし。
 松嶋菜々子さんが突然現れて、「わたしが子孫でした」で終わっちゃうのも、それでいいの!? ってなりました。鈴木保奈美さんが重要な秘密を隠してるのかなと思ったのですが、ただのいい母親だった、、笑
 原菜乃華さんの演技がどうにも肌に合わなかった...。久能くんが「芝居をしている」というくらいだから、あえて仰々しく演じているのだとは思うけど。ちょっと悪目立ちしてる印象を受けました。
 エンドロールを見て、猫田さん出てこないのになぜ松本若菜さん!?と驚いたのですが、鬼の集の音読だったんですね。しっとりしていい声だなと思いました。広島で訥々とした音読をされるとドライブ・マイ・カーを思い出してしまう。
 ドラマで続編がみたいですね。特別編、しっかり見逃してしまった...。

2023年31本目
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