登場人物たちの行動が「どうしてそんなことする?」とか「先にそうしろよ」みたいなものばかりで真面目に見てるのがバカらしくなった。
途中まではグッと飲み込んで見てた。導入のとこから「ん?」と思ったが、少しくらいはしょうがないかと。
ただ、どうしても我慢できなくなったのは娘を拐われた広末涼子が「どうすんのよ!」だけで済ませた所。そこからはどうでもよくなった。そんな母親いるか?
この映画の脚本家は人間の行動原理がまるっきりわかってない。個人の違いはあれど共通したものはある。例えば目の前で同僚が「潰され」た人は一度は駆け寄るよ。たとえ無駄だとわかっててもね。
話の都合を優先してキャラクターを駒のように動かそうとするからこんな不自然なことばかりが起きる。
綾野剛がターミネーターみたいだったのはちょっと面白かったが。そこだけかな、美点は。