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最後まで行くのmakoのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.0
《マズい男 VS ヤバい男》
◎80点

監督: 藤井道人。
脚本: 平田研也、藤井道人。

本作は、韓国で5週連続NO.1観客動員345万人の大ヒット。
中国、フランス、フィリピンでもリメイク版を制作。
フランス版リメイク『レストレス』は、今年2月にNetflixで一斉世界配信されるとフランスをはじめ全世界でNetflixグローバル映画ランキング1位を獲得!

オリジナル、リメイク版共に未鑑賞。大抵、リメイク版はオリジナルに劣るので、あえてオリジナルは観ずに本作を観ました。

【あらすじ】
年の瀬の夜。刑事・工藤(岡田准一)
は、危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばしていた。
心の中は焦りでいっぱい、更に妻から着信が入り、母が亡くなった事を知らされ言葉を失う。
その時、彼は目の前に現れた1人の男を跳ね飛ばしてしまった。
それを目撃していたのが、県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)。


工藤は、ひき逃げがバレないように、あの手この手で轢いた男の死体を隠し証拠隠滅を図ろうとする。
矢崎は、なぜ工藤を執拗に追う。目的はなんなのか。
〈マズい男・工藤〉と〈ヤバい男・矢崎〉の最悪な4日間の逃走劇!

大体のあらすじは知ってたものの、予測不能な展開は面白かったです♪
工藤の証拠隠滅は行き当たりばったりで、ただ運がいいだけ。
工藤が焦ってる様子や、死体の隠し場所などちょいちょい面白くて笑えた。
一方の矢崎は、工藤のひき逃げを明らかにしようとしているのかと思いきやそうでもなくて。
不気味な矢崎が怖くて仕方なかったが、矢崎にも遂行しなくてはならない事情があり、ただの不気味な男ではない設定はよかった。

展開が読めないので、何が起こるか分からない緊張感は半端なかった。
2度ほど、予想ができず驚いて声が出ました😱

予測不能、ハラハラドキドキの連続、かつ不気味でノワール。
だが笑って楽しめる。
テンポが良くて、怒涛の展開。
どんでん返しもあり、ラストも個人的には良いと思いました。
どこまでも2人で行ってくれ笑

岡田准一さん、よかったけど、綾野剛さんの不気味さ執拗さ不死身さが勝ってた笑
そして本作にも柄本明氏。
今年に入って、柄本さんが出演してる作品を、本作までで4本観てる😁
先日観た『波紋』にも出てたから今の所、5本観てるわ。柄本さん働きすぎ笑

次はオリジナルを観たいな♪



観客 15人くらい
劇場鑑賞 #63
2023 #69
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