仮

最後まで行くの仮のネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

https://note.com/kakkokari_note/n/n053ddff60403

そのまま


タイトルが凄くダサいのだが、どうにかならなかったのかね.....。リメイク作品だから直訳するとこういう感じになるのだろうか。最後が結構カッコよく終わるのだが、タイトルがバンと出るところで「折角いい場面なのにタイトルがダサい〜」と思ってしまった。

最初は事件に巻き込まれて、数々の犯罪を隠蔽していくのがコメディーっぽくて笑いながら見ていたのだが、時間軸が巻き戻って視点が変わるところで一気に前のめりになって見た。こういう視点が変わって繋がっていくのめちゃくちゃ好きなんだよな〜。

葬式と結婚の対比とか、上下関係とか、細かい部分の完成度も高い。

主演の岡田准一と綾野剛の負け顔の上手さが私の中で大きく作品の評価に繋がっていて、特に岡田准一の焦り顔とか負け顔は本当に良かった。岡田准一のところに藤原竜也とかが入っても似合いそうだな〜と思っていたら、結構カイジっぽさもあった。音楽とか、カイジと同じようなやつ使われてなかったっけ?
最後の場面なんか、金が全部燃えて2人が仲良くならね〜かなと思って見ていた。実際、最後には2人ともどん底に落ちてカイジと利根川みたいな関係性になっていたのが面白かった。あの終わり方最高だったな。

綾野剛の演技も良かった。私は映画を見る時にあんまり演技のことは気にせずに見る(作品外の俳優の情報などはなるべく気にしないようにするし、できるだけ知らないようにしている)タイプなのだが、この映画は割と演技に感嘆する部分もあり、良さの一つとして大いに評価できると思う。綾野剛の役割って物語の構成上かなり難しい(視点が変わって同じシーンが流れるので、どちらとも取れる演技をしなければならない)と思うのだけど、素晴らしかった。銃撃戦のシーンとか、最後の車のシーンとか特に最高。
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