ともぞう

タイムトラベル家族 1991年から愛を込めてのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スペインの緩いSFコメディ。突然、1991年から2022年にタイムトラベル。そこで娘の死を知り、それを何とか阻止しようと動いたら、父ちゃんが死ぬ。実際に2022年になり、家族皆で嵐から父ちゃんがタイムトラベルしてくることを願い…というラスト。

〈あらすじ〉
1991年。海水浴を楽しんでいたガスパール一家は、娘のルルと父親が口論になって、ルルはボーイフレンドと立ち去ってしまう。残された家族がパドルボートで沖に出たところ嵐に遭ってしまう。九死に一生を得て何とか浜に戻るとそこは2022年だった。カルチャーショックを受ける家族は、ルルが死んだことを知り、何とか1991年に戻ろうとする。しかし、父親以外は意外と未来に馴染んでしまう。どうするか揉めたまままた嵐がやってきた。一家はボートに乗り込み、1991年に戻る。するとそこにはルルの姿があった。再会を喜ぶ家族だったが、ルルが殺されるのは一週間後。気が抜けない日々が続いた。殺したのは彼女の恋人のチャーリーなのだ。話を聞いたルルは怒って去っていった。しかし彼女は未来のスマホが渡されており、そこで彼女の墓を撮影した映像を目にして、両親の話が真実であることを知る。逃げるルルは、キモオタに助けられる。だが、実はこのキモオタこそが犯人だった。父親はふたりが逃げ込んだ観覧車によじ登り、娘を助けようとする。だが落下して死んでしまった2022年。すっかり老いた一家は、嵐の向こうから父親が戻ってくるのを待ち続けた。
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