かおり

ミケランジェロの暗号のかおりのレビュー・感想・評価

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)
4.5
原題はMEIN BESTER FEIND、直訳すると我が最良の敵。ドイツ語のFEIND(敵)とFREUND(友)の語感が似ていること(英語で言うところのmy best friend、親友となる)をかけたのかな、と思ったんだけど実際のところはどうなのかしら。
友達と思っていた男がヒトラー親衛隊に入隊して裏切られるわけだから、敵と友とは紙一重っていうメッセージを込めた題なのかなぁと。勘違いかも知れないけど。
どちらにせよ邦題は内容に全くしっくりこなかったな。けど、この題名に興味を引かれて観たのは事実でもある。

どんでん返しの連続。最初から最後まで息もつかせぬ展開で、とっても楽しめた!
しかしナチスをテーマにここまで遊んだ映画を作れるほど、オーストリアは歴史との距離をうまく取れているんだなぁとちょっと驚き。ヒトラー親衛隊とユダヤ人の入れ替わりなんて、ブラックジョークにも程があるように思えたけど。

公開当時映画館で観たけど、レビュー書いてたらもう一度観たくなってきた!
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