記念すべき1000作品目は何にしようかなと考え
宮崎駿の「君たちはどう生きるか」を拝見しました。
思ったことは色々とあるけど、偉大なクリエーターがやりたいことを忖度なくやり切った結果だとしたらとても嬉しいことだ。宮崎作品は日本を象徴するコンテンツとなった結果、制作費や広宣費などアートとビジネスの両面でバランスを取らないといけないみたいなことがあるとすれば、なんだか今回の作品は最初から最後まで、観てみろどうだ お前らはどう生きるんだと終始問いかけられているような気がした。勝手な想像でお門違いも甚だしいがいづれにせよ、そのほとばしる感性を堪能する時間だった気がする。
上と下の世界や別世界をつなぐトンネルなど今までも馴染みのあるアイディアもあり、あの積み木のようなものは不安定な現世を象徴している気もした。また積み木の数と作品の数が一致しているということなので、積み上げてきた世界というものが、次の作品一つでバラバラに崩れるということを言いたいのかもという内部向けのメッセージなのかもと思ったりもした。
年齢的にもこれが最後と言われているけど、願わくばもっと宮崎駿の世界を探求したい。本当にすごい人だ。とりあえずお疲れ様でしただけど、前言撤回してこの作品があるのだから、もはやなんでもありだしそれを期待して待っていよう。
