DK

デイ・アフター・トゥモローのDKのレビュー・感想・評価

4.0
かつて自民党をぶっ壊すといった政治家がいたが、この人は桁違い。地球をぶっ壊すことに関して右に出る人はいないエメリッヒ監督です。懐かしい作品だけども、気候変動特に南極の氷山が壊れたところから始まり、真水が海水の塩分濃度を下げて海流に影響を与えるなんてのはなんかもっともらしいシナリオで古さは一切感じなかった。というかむしろこの変動が始まるシナリオや機序を見ると途中まではリアリティがすごかった。
まあバタフライエフェクトなんていうのがあるくらいだから南極の氷が溶けるのは大事だと言われてもそりゃまあそうだってなことに。太陽の活動に影響がなくても事態は映画だからそそくさと進まないといけないわけで、竜巻からの大津波、そして急激な氷河期の到来。現実はこんなスピードでは進まないし、シナリオも違ったものになるんだろうが、とはいえpoint of no return はどこかにあってもおかしくない。

今こそ笑ってないで真剣に向き合うべき課題なんだろうと思う。少なくとも観てる間は。
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