ほーく

君たちはどう生きるかのほーくのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
2.9
【口外禁止】
気に入らないねぇ
ああ、気に入らないよ
オイラはね

鈴木ぃ、オメーのせいだかんな

上映終了後、フツフツと沸く怒りを堪えきれず、こう、ツイートした。

俺はね、宮崎駿監督が現役最後の(と思われる)作品をこのように作ったことには然程不満はない。
単に好きじゃない、だけだ。
これについては、ネタバレ編で述べたいと思う。

だがね、かの鈴木敏夫の今回のプロモート手法は許す訳には行かない。

公表するのは宮崎駿監督作品だというだけの徹底した情報秘匿。
鑑賞前から各観客へネタバレ禁止の圧をかけるのみならず、プレスにさえ、それを強いる。

正直に言っちゃえよ。
「これ、上手く宣伝できねぇよ」
「これ、ライトなジブリファンには受けねぇよ」
「でも、稼ぎたいんだよ」

世の中には、クリエイターやキャストの知名度だけで集客を行う作品なんてゴマンとある。

だがなぁ、ジブリブランドでやるんじゃねぇよ。

当惑した子供たちの顔見たか?
俺たち大人は、いいんだよ。
そのリスクも込みで観に行くから。

アンタらジブリは、良質なファンタジーをエンタメとして提供することで支持されてきたんじゃねえの?
宮崎駿監督が、だんだんエンタメを作れなくなってきたのは、こっちだって感じてたんだ。

そりゃ仕方ねぇよ。
誰だって、やりたいこととやれること、求められること、それに応えられなくなること、ってのがあらぁな。

ならば、それを堂々と明示すべきだった。

それでも観たいひとが観ればいいんだ。

天下のジブリが、天下の宮崎駿が、安っぽい詐欺紛いの見世物小屋みたいなことしやがって。

俺は、そのことだけに怒ってる。

さて、作品について少々。

とにかく、長いよ。
スピード感が無さすぎる。
それなのに、クライマックスの処理が雑じゃない?

相変わらず、人物描写弱いし。

劇伴も単調だったなぁ。

つまりね、エンタメとしては、不出来ってこと。

そもそも、俺はジブリにはエンタメを求めてるからね。
『ラピュタ』『トトロ』『紅の豚』といった初期作品のほうが好きだし。

あ、そうそう。
こんなの、IMAXでかけてどーすんのさ。

鑑賞済で、心に余裕のある方はネタバレコメントも、どーぞ
ほーく

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