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君たちはどう生きるかのuemikiのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で泣きそうになって、恥ずかしかった。

今までジブリで育ってきて良かった。
ありがとうジブリ。

ついに、宮崎駿の最後の作品になってしまうのかなと思うほど、ジブリ集大成感。

宣伝しなくて大正解だった。
宣伝しなくても観たいと思う、ジブリ好き。
もしくは、これからジブリを見始める柔軟な子供が楽しめる作品だと思う。
分かりやすくは無かった。

あの世界は、
死、三途の川、現実逃避の世界、理想の世界、想像の世界、ジブリの世界、宮崎駿の世界。
3日に1つ積む、13個の積み木は49日を表してるんだよな。死者は寂しい。
大伯父は死を悟り、寂しくて。
ヒミ、ペリカン、ナツコ、葉から石まで閉じ込めた世界を作ってしまえた天才なのかな。


そして、画が素敵すぎた、、!
動きがジブリ作品の中で1番丁寧でジブリの動きだった。階段降りる動き、青鷺とお婆の動き。etc
キャラ愛おしい、ジブリのイケメン美女愛おしい詰まってた。
なにもう、あの真っ白白介。おばあ達、可愛すぎ。
火事の描写が畏怖を感じて、、風立ちぬの地震の描写といい、なんだろう日本人の震災のイメージを描いているよう。怖い、けど悪を感じない震災も自然、生き物。
自然を大事にし、葉も石も生きている。

それを、大事にする大伯父の声が火野正平さんだなんて、、、最高!
前情報0観劇で、とうチャコファンの私は、声を聞いて、まさか火野正平!?
あの、虫から石まで愛する火野正平、ぴったりすぎました。。。
そう、声優さすがなジブリだった。本当に前情報無くて良かった。
キムタクはSNSで知ってしまったけど、初め父親気づかなかった。てっきり青年期の眞人で来ると思ってた。
いつも、神イケメンいるジブリ。今回、眞人もカッコイイけど、神イケメンじゃなく寂しかった、が、キムタクの声がイケメン過ぎてバランスとれてた。すごい、キムタク。


エヴァかなって感じに、最後はさぁ現実世界で生きていこうってなった。泣
と、共にポッケに自分の世界は持っていたい。
持っていない方が生きやすいのかも。
SNS、AI、科学で現実逃避の出来ない世の中で、それは面白くもあるけど。分かりにくい生きづらさがある時もある。
分かりにくいから、生きづらいのは自分のせいだと思い、自傷してしまう。
そんな時は、現実逃避して、そしてちゃんと、戻ってこよう。

君たちはどう生きるか
この映画を見て、感じた得たものが、見た人それぞれの生きかたなのかな。

なので、私はポッケに現実逃避忘れないお守り持って、たまに逃避して、ちゃんと帰ってきて、生きる。
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