メタモルフォーゼ

君たちはどう生きるかのメタモルフォーゼのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます


友達を誘おうとしていたけど1人で見に行ってよかった
巻き込まなくてよかったという気持ち、、笑
概要はほんわか分からなくはない?、意味不明ではないけど、その解釈であってる?という不安だけが残る

あと、まず本題に入るまでが長いし(こっちとしては早くアオサギと不思議な世界に行けと思っていた)せんちひのようなワクワク感はあまり無い

・複雑な気持ちになる
・子どもの頃見た夢を見てるような、断片的で、筋が通ってないような、場面転換も多い
・とりあえずハッピーエンドでよかった…ね?

という映画です

何も考えないで見て楽しめるような映画ではない
ので、私はあまり好きじゃない

おおまかに覚えてるとこだけ

戦禍で母親を亡くした主人公(まひと)は父親と、母親の生家?がある田舎へ引越す
母親には妹(なつこ)がいて、父親と再婚する、お腹には赤ちゃんがいる(まひとの弟か妹になる存在)
母親を亡くした心の傷がいまだ鮮明に残っている主人公はなつこ(義理母)に心を開くことができない
田舎に引っ越したタイミングで大きいアオサギ(鳥)に出会う

喋るしとても不気味
アオサギを追いかけて彷徨っていると家の裏に塔を見つける
そこではかつて母親の大おじさん?が姿を消したという曰く付きの誰も近寄らない場所だった
しかしそこにしきりに誘い出そうとするアオサギ
なつこが森へ入っていくのを見た午後
なつこが消えたということで森へ入り塔の中へ

中へもぐってもぐっていくと
あの世のような場所に出て死んだものの世話をする女に出会う
世話をされた白いたまのような妖精(わらわら)はこの世で生まれるべく天にのぼっていく
しかし、それを食べようとする大量のペリカン
ひみという炎をあやつる娘が出てきてペリカンを追い払う

この黄泉の国のような海の世界を作っているのがかつて失踪した大おじさんだった
この血筋のみが不思議な力を与えられるということで炎を操っていたひみは、まひとの母親であることが判明
なんだかんだまひとを大おじとなつこの元へ導く
なつこはおそらくあのままだれも探しに行かなかったら出産で命を落とす運命だったのかなと思う
まひとがなつこに会いに行って一緒に帰ろうとするも式神のような神っぺらが暴れてみな気を失う
鳥に食べられそうになり捕まる
アオサギが助けに来てくれて大おじさんに会う
自分の血筋で後継者を探していた大おじはまひとに後継者になれと言う
ここら辺がよく分からない
かつて隕石が落ちた場所に塔が立ったようでその塔自体不思議な力を持っていた
つみき13個、悪意ある石、パワーがある石、ここら辺よく分からん
自分は後継者にはならないと言って、鳥の王様も出てきてこの世界が崩れだす

なんだかんだなつこを助けることが出来て、現世に無事戻ってくる
おしまい

・・・

いろんな作品のオマージュというか描写があることは知ってたんだけど、本当にたくさんあった
気がつけて嬉しい反面ありすぎて気になってしまった

なつこを助ける時に、なつこが「あんたなんか大嫌い」と言うんだけど、その言葉が衝撃すぎてほとんどを持ってかれてしまった
本心なのかあの場からまひとを遠ざけるためだったのか分からないが、まひともまひとで母親を忘れられず正直義理母なんて嫌だろうし、お互い(まひとも家のこま遣いからなつこがいなくなればいいと思ってるだろと核心をつかれている)半分本心があったのかなと思うのでなおさら辛い

大嫌いと言われて一瞬たじろぐが、それでも助けようとするのでそこは優しさが勝ったのかなと思う
(父親が好きな人だとも何回か言ってるから父親が大事というのもある)

大おじさんがこのまま悪意ある世界のままでいいのかとか言ってたような
これは現代を表しているのかな〜分からない

大おじが駿監督自身なのではという考察を見て、後継者がいないとか、隕石のようにふいにパワーを獲得した(どう考えてもアニメ界の巨匠)とかは考え方が面白いなと思った
今すぐはなんだか腰が重くて無理だけど暇があったら他の方の考察を見つつ、もう少し自分の考えをねりねりしたい


追記
教養がないと楽しめないとか、これはアートなので芸術的感性がないと楽しめないとかいう評価があるが、、知るかよ
分かりやすいファンタジーを楽しみにきてんだよこっちは
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