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君たちはどう生きるかのumetonoのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2
戦時中、母を無くした眞人は父(軍需工場の社長)と田舎の豪邸に移り住むが、その家の近くにある廃墟と化した大きな建物に引き寄せられる。しかしそれは様々な別世界に繋がる入口だった。母にもう一度会えるのか?というお話。、、、

先日、たまたま仕事の帰り、アオサギに手で触れる距離で遭遇してしまい、コレは観に行けというお告げなのだと、今更ながら観てきました。
ゴールデングローブ賞も受賞して気になってたのもある。

観てきた人に「難解」と言われ、レビューでも、、、という内容のモノが多く、少し観に行く気が失せていた。

特に意味など難しく考えず観る事でジブリワールドを堪能出来た気がする(汁モノの表現が、パンを切る音が、幼い子の歩き方が、ジジババの鼻が、亡霊の透明感が、全てがジブリ)。せめて、誰がどの声を担当しているのかを確認しておくべきだった。

映画のタイトルは1937年初出版の吉野源三郎による日本の小説から、ということで、眞人がこの小説を読み涙するシーンがある。どう言う内容なのかは下記Wikipediaより
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コペルというあだ名の15歳の少年・本田潤一とその叔父が、精神的な成長、貧困、人間としての総合的な体験と向き合う姿を描く。
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私が感じたのは一つだけ、タイトルのままだだが、自分がどうしたいのかシッカリ意志を持て!って事。眞人、夏子、ヒミ、キリコ、インコにしろ、アオサギにしろですね。
どうしたいか。その選択肢の数だけ世界への扉があり、どれも正解、不正解はなし。

近頃の若いもんは、意外とシッカリ考えてますよね、宮崎さん!?
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