このレビューはネタバレを含みます
エンドクレジット見てて「えっ同僚のベンってベンおじさん?じゃあラストで産まれたのはピーター・パーカーってこと?」とびっくりしてしまってそれまでの感想が吹っ飛んだ。
コミックは読まないなんちゃってマーベルファンなので、マダム・ウェブと三人のスパイダー・ガールズが将来どうなるのかいまいちわかっていないのだ。オープニングで「Disneyじゃない?そうかスパイダーマンのフランチャイズってスパイダーマン出てこなくてもSONYなんだ」とか思ってたくらいで…😅
作品自体は可もなく不可もなく、ヴィランが一匹狼なので対決シーンは単調で、デジャヴみたいな予知能力だけであんなふうに戦えるもんなのかなあ?とちょっと眉唾だった。三人娘の個性は短いシーンで上手く描けてたけど、ステレオタイプとも言える。そして肝心の主人公のキャシーの個性がいまひとつはっきりしなかったかな。
50年前のペルーから始まって20年前のクイーンズが舞台になってるんだけど、この時代設定は今後の展開を見据えてのものなんだろうか?キャシーの「唯一、未来を変えられる者」という設定がマルチバースに吸収できるのか、ちょっと疑問である。
キャシーがペルーに行ったくだりでずーっと「暗黒のペルー…言葉を話すクマがマーマレードを作る魔法の国・とか思ってしまい、シリアスなシーンが台無しになった。アルゼンチンでもブラジルでもエクアドルでもなくペルーなのはなぜなんだ。
そしてキャシーがペルーに行ってるあいだ、ネコの世話はどうなってたのか大変に気になります!