Ginny

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へのGinnyのレビュー・感想・評価

5.0
公開記念舞台挨拶中継回鑑賞しました。
テレビアニメ遊郭編の第十話、第十一話に加え、刀鍛冶の里編第一話。それらの上映前には立志編、無限列車編のダイジェスト映像もあり。

地上波で放送したもの、これから放送するものの寄せ集め。動画サイズもスクリーンサイズではなくテレビ放送サイズ。
だから映画ではないとネガティブに見る人もいるだろう。
でも、鬼滅のテレビアニメはテレビアニメのレベルを超えたクオリティなので、映画としても成立すると思う。
そして後述の通り、映画館で見る価値のある体験ができる。

遊郭編クライマックスの第十話、第十一話はテレビ放送の視聴時から圧倒的なクオリティに感動しきりであったが、動きが速すぎて目で追えない程であり少し物足りなさを感じていた。
鈍感で気付かなかったけれどまさかこれが生きるとは。

劇場版無限列車編の地上波初放送の時、煉獄さんの炎の呼吸壱ノ型不知火の松明の演出が映画館のスクリーンで見たものに比べ、ぼやけ、精度が落ちていた。
なぜかと言うと、ポケモンのポリゴン事件の後からだろうか、激しい点滅や光は地上波放送では自粛されているから。

この逆。

見える、見えるぞ!(ムスカ)状態。
宇髄さんと妓夫太郎の死闘で自然と涙が目から溢れてきてぽたぽた。
地上波放送で見えないと思っていたものが全部クリアに見える、超絶技巧の作画が味わえる。なんて意義のある映画なのかと心が震えた。
単純に、地上波での制約から解放されたからかと思っていたけれど、舞台挨拶の際のアニプレックスプロデューサー高橋祐馬さんの話によると4Kコンバーター(ってなに)、音響調節など映画のために調整がなされているので、スクリーンや音響施設の迫力も相待って一度目にしたものでもとても感動できました。

また、上弦の鬼の声優が明らかになることは今作の目玉であろう。
絶対ネタバレを喰らいたくないから、ツイ廃なのに2/3は閲覧をかなり我慢しました。
でも鬼滅テレビで発表があったので…へへ…
錚々たる豪華な声優陣に慄きました。
一番びっくりして萌えたのは古川登志夫さんです。刀鍛冶の里編の残りの話、めっちゃ楽しみ!

無限城の描写は、舞台挨拶で花江さんも話していた通り、刀鍛冶の里編以降のことも示唆するようなあの場所も?この場所も?!映されるのがたまりません。
こんな迫力、クオリティで描かれたら否が応でも期待が高まります。ufotableは易々超えてくるのでしょうが。

遊郭編の後、炭治郎が目覚めた蝶屋敷の様子、わちゃわちゃ、刀鍛冶の里へ…
合間合間に挟まれる原作で描かれていたゆるギャグがアニメでもスピードが落ちることなく絵柄や声優さんの演技で大胆に展開されていて大満足。最高です。

刀鍛冶の里…地味に鉄珍様や小鉄くんの声も気になってたんですが…もう解釈完全一致の素晴らしい声で大感謝大満足。

鬼滅テレビで刀鍛冶の里編の主題歌を聞いた時はワンフレーズ、音声のみで物足りない印象を感じました。
でも鬼滅の映像と共に流れたら、みんなで闘うという雰囲気とマッチしてて良かったです。
OP最初のキャラが向かう方向が生死を左右するというのが確定(煉獄さんだけ右、他のみんなは左)しましたが今後の刀鍛冶の里編以降どうなるのかな。

鬼滅祭で、遊郭編の超絶技巧のワンシーンを絵コンテからCGからどうやって完成までたどり着いたかの動画が展示されていたのですが、制作は放送の一年前くらいからやってきたとのことに驚いたものです。
それを知ってからは、放送時期の発表前から刀鍛冶の里編も鋭意製作中なんだな、と想いを馳せるように。
作品のクオリティの高さからも、スタッフの方々の熱意は伝わりますが、情報漏洩が一切ないことにも、誠意が伝わり、より製作陣、スタッフが尊敬できます。

映画を見ながら、鬼滅に関わる人々が皆健やかでありますようにと願わずにいられませんでした。

きっと今は、もう刀鍛冶の里編の次も制作してるんでしょうね。

自分が鬼になったら、ほかの隊士が…と言う炭治郎の台詞に先のことを思って胸が苦しく切なく泣きそうになります。
まだまだ苦しいけれどアニメ化が楽しみなシーンがあります。
それをただ期待して待ってるだけではなく、近藤光さんが裁判で語ったアニメ業界の経営の苦しさを思えば、ファンはとにかく大勢の人が劇場に足を運んでお金を落としてくれるのが望ましいと思います。

遊郭編テレビ放送後くらいから、無限列車編で疲弊したランダム疲れ、抽選漏れ疲れ、永遠にグッズが生まれ続けることがエコに反してないか鬱々としたり、等身SDの描き下ろし共に好みじゃない人の絵柄になり、だいぶ鬼滅離れしてましたが、やっぱめちゃめちゃ楽しいな!と思いました。
グッズが生み出され続け、カフェが人気なのも、前述したアニメだけでは回収できないジレンマがあるのかもだし、雇用を生み出し、伝統芸能を引き継いでいるかも、とか単純に非難できない悲しい世の中の仕組みもあるけれど、鬼滅で描かれる人を想う気持ち、信念や努力の姿勢が励みになるし大好きだな〜の気持ち。

2/12 鬼舞辻無惨・上弦の鬼 集結舞台挨拶LV回鑑賞。
錚々たる面子の方々が一堂に会する貴重な機会を目撃できて眼福。
石田彰さんしか目にしたことないけれど、他の方々も素敵で演じるキャラの理解度高く、演技プランを練っていたり周りの声優の人とのバランスを考えてたり。ユーモアもあってずっと楽しかった🤭幸せだった…。
石田さんの喋りが好きだ…顔も好き…今日もバチバチにかっこよかった…
無惨様の関俊彦さん初めて見たのですが紳士なスーツ姿で物腰柔らかに見えてものすごいオーラが包み隠されてる様子が無惨様の迫力に似てて圧倒されました。
寄せてるのか元からなのかわからないけど宮野真守の童磨そのものの飄々として質問を交わしながら周りの人に軽口叩く感じがよかった〜対童磨戦は一番好きな戦闘なのでとても楽しみ。
置鮎さんが、鬼滅いいな〜仲間になりたいけどもう埋まってるし…と思ってたけど上弦の壱で縁があって嬉しいって大人気声優なのになんか可愛いなっと。
そして大御所中の大御所なのに腰が低いのかなんなのか(褒めてる)古川登志夫さんのコメント…高橋祐馬プロデューサーがはっきりこの中で一番御高名なのは古川さんと突っ込んでくれて爽快でした😂 ヒーヒー言ってるけれど実は…な半天狗みたいな、好好爺みたいに見えて弩級の声優さん、みたいなのが似てるなと。
鳥海さんは独特な玉壺をうまくアピールする感じが面白かった。実際に商品化したら売れそう笑
謝花兄妹の演じ方の話が双方支え合って影響し合って…と言う感じだったのが本当に俺たちは2人で一つで萌え散らかした。なんて可愛いんだ。
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