Ginny

不思議の国の数学者のGinnyのネタバレレビュー・内容・結末

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

去年話題になって見たいと思った時には、上映回数が減って見に行ける機会がなく残念だったのでWOWOWで見れて良かった。

見ながら、少し『グッド・ウィル・ハンティング』が思い出された。
でも数学の要素と、歳の離れた友情という部分だけかも。

韓国の映像作品を見ていると、ストレスが溜まりすぎて無理…となることがある。
ドラマとかでも。
良しとして描かれているものじゃなく、良くないものなのでまだわかるし、その後の展開をより際立たせるための舞台装置なのもわかっていても苛立ちが抑えられない( ˃̣̣̣̣̣̣ ω ˂̣̣̣̣̣̣ )
約束を守るためとはいえ、なんで受け入れて親を騙してしまうかなあとか。自分のことを自分で守らなきゃ、とか。先生も酷いよ、とか。女の子うざいな…とか苦笑

そういう気になるところのストレスが大きくて素直に良いと思えなかった。

円周率をピアノ演奏するのは、こんなシーン見たことない!と感激はしたけれど、古く放置されたピアノの割に調律悪くないな、とかちょっと気になってしまった。

数学の美しさをジウに語る時のおじさんの嬉しそうな表情とか、授賞式?で数学が母国では武器に使われ、韓国では進学のためだけに点数を取ろうとすることを非難するスピーチとか、本当に数学が好きという純粋さがあるんだなと伝わった。
だからこそラストシーンが良かった。
数学に打ち込めてるならそれで良かったし、差し入れのいちごミルクが二人の絆を表していて良かった。
Ginny

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