親が離婚したり、就職先がブラックだったり、接客したらクソ態度の悪いおっさんだったり。
不確定な要素ばかりに大きく左右される私たちの人生を、いかにサバイブしていこうかという話。
知り合いだけど友人ではない人の何気ない言葉に救われる。
たまたま居合わせた場所で咄嗟に動いた右手が誰かを守る。
大人になって再開した同級生と酒を飲む幸せを知る。
「イレギュラー的にシフトに入った水曜夕方」に象徴される、論理や効率からはみ出した偶然で人生を語る様がとても良いなと。不意に傷つくことがあるなら、不意に救われることも同じくらいあるし、あって欲しいよなーと思った。
二人乗りの自転車のシーンと横並びの居酒屋のシーンが映画っぽくて印象的。あと唐田えりかはやっぱりすげー俳優だと思う。
