Sasada

オッペンハイマーのSasadaのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.2
原爆投下そのものの映画であるようでそうではない(別に軽んじてるわけではなくあくまで“パーツとして”という感じ)のに少々拍子抜けして、ずーっと誰かが喋っててるのに退屈してちょっと寝た。時系列シャッフルも正直よくわからん。

全体として平和を祈るという方向はそりゃあるけど、それはあくまでパックスアメリカーナとしての平和であって「自国に原爆が落とされ何万もの人が命を落とし長年にわたる健康被害を撒き散らす」ことへのリアリティってあんたらにはやっぱないよねーと。あくまで適切に管理/コントロールする対象って感じすもんね。
あとはエミリーブラント演じる妻プラスαとの関係、贖罪としての尋問、政治闘争とやりたいことはたくさんあるっぽい。

ドルビーシネマで観たんですが音と映像がすごくて、トリニティ実験の迫力に震える。
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