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キングダム 運命の炎のJPのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
2.7
これは1作目の時からずっと気になっていたのだが…戦があまりにもスポーツっぽい…
大将の首が取られたらゲームセット。敵味方関係なくバトルの手が止まり、勝った国はまるで甲子園出場を決めた男子高校生のように叫び、負けた国は甲子園の土を袋に詰める野球少年たちのように嘆く。なんだこれ。嘆いてる暇あったら油断して雄叫びあげて喜んでる敵を一人でも多く倒せよ。ちょっと違和感があったけどまあ軍記物ってそもそもこんな感じなのか?でも大河ドラマでもここまで顕著では無いような…
それは良いとしても、なんか終盤ラグビーしてなかった?あんなに簡単に大将の首まで行けて良いもんか。あんな少人数に突っ込まれて。6人くらいしかいなかったはずなのに敵なにやってたんだよ。油断してたにも程があるだろ。

戦をスポーツっぽく、しかもわかりやすく萩原利久が橋本環奈に戦況を説明してくれたにもかかわらず、王騎将軍の戦略がどう成功したのか、あんま分からなかった…。
「トップガン マーヴェリック」や「THE FIRST SLAMDUNK」など、アクションや戦術の面白さ・凄さがわかりやすい映画が増えているぶん、今作のアクションはちょっと面白さが分かりにくかった。結論、相手の隙を狙って山崎賢人たち少数精鋭が全力疾走したら敵将の首取れました、みたいな話?それだけ?駆け引きとかもうちょっとあったはずなのよね…?知らんけど…。

そもそも、「運命の炎」ってなんだったの?「運命」も「炎」も出てきた?このサブタイトルつけるくらいだったら「キングダムⅢ」で良かったのでは?むしろ「Ⅲ」こそ要ったでしょ今回!
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