ネノメタル

ゴジラxコング 新たなる帝国のネノメタルのレビュー・感想・評価

4.8
DolbyCinemaで1回目。
こんな思い切りの良い映画は久々!
途中某猿の惑星の新作が間違えて流れてんじゃないかとすら思ったほどもはやタイトルの意味すら度外視してとことん繰り広げられる怪獣攻防戦にとにかく興奮と熱狂と爆笑の2時間ちょい過ぎだった。
あとあとレビュートークなど聞けばコングとミニコング(当初親子という設定だったらしい)が主役の純粋な新作を作るつもりだったらしいが急遽ゴジラのパートを挿入したらしくて言われてみればそんなとってつけた感も半端ないけど完全エンタメに徹してたのが痛快すぎてこのように高評価してる次第。
話のプロットがどうとかCGだらけだとか説明が多すぎるだとか色々批判はあるがそんなもの踏み越えてでもアトラクションムービーとして妥協して観たら断然オッケーモード。
それ言えば『ゴジラマイナスワン』だってシリアスな割には偶然にしてはできすぎだろみたいな場面が散見されてた訳で。
使ってるBGMも80年代MTVみたいな曲がバンバン使われててカッコ良かったではないか。
ただあの飛行怪獣モス◯の登場に関してはネタバレしない方が良かったのでは?とは思った。だってこういう映画はインパクトが全てだから。

そして1週間後、IMAXレーザーで2回目。
今回ますます実感しましたが、本作の主役はGodzillaでもKongでもモ〇〇でもましてやシーモでもございません。
もはや5億パーセント間違いなく主役はコングとコミュニケーションできる手話の女の子ジアさんだと思います。
てかあの子が地下帝国に同行しなければ一体全体どうなってたんや(笑)

あとちょっと思ったのが最近妙に映画のマナー云々に関して色々荒れてるんだけど本作はそういう世論とは無関係な地点いる。
隣客が煩かろうが、エンドロールで隣がスマホ照らそうが子どもたちが騒いでも鑑賞者の感性に何の弊害にもならない。いやむしろ騒げw!!
「ゴジラだ!!シーモだ!!コングだ!!!あの親分ザルを倒せ!!」だのバンバン叫びなさい。個人的にわざとらしい絶叫上映みたいなもんはあまり好きではないが子供たちが怪獣映画で絶叫するなんざぁ最高じゃないか。
これは大衆映画のダイナミズムに満ち溢れてると思う。
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