このレビューはネタバレを含みます
原作要素と映画オリジナルを2時間で上手にまとめてて凄かった。
まず良かった点は女性キャスト陣の演技の素晴らしさ👏🏻
安定の物語の愛すべき緩衝材キャラの泉京香、水が身体中からリアルな描写で溢れ出る出るエマ・野口、艶っぽく影のある感じと畳を鋏でブスブスしまくる狂気的なところの対比とナレーションの声のトーンがとても良かった奈々瀬、そしてなんといっても露伴ババアの再現度の高さ笑🕶️
全体的な雰囲気も大変良く特にルーヴルでのシーンを観るだけでも映画館に行く価値があるぐらい美しく、モナ・リザを背にした露伴はとてもかっこよかった。
露伴はラストの押し殺した声での「ヘヴンズ・ドアー」もさすが高橋一生というしかないぐらい◎
山村二左右衛門の追加エピソードも上手く肉付けされてて効果的だった🌲
少し残念と感じたのは個人的に原作の印象的なセリフのカット、ジョジョ特有の奇妙な得体の知れないモノからの強襲シーンがドラマシリーズから比べてやや弱いというか、荒木先生の極クセ強な感じがあまり感じられなかった...。
でもZ-13倉庫でのシーンのキャストたちの演技はとても良かった(安藤政信はちょっと無駄遣い感は有り...)
岸辺露伴も泉京香も第1部「ファントム・ブラッド」でツェペリ師匠が語った人間讃歌「勇気とは恐怖を知り、恐怖を克服し、支配すること」と、ジョースター家の黄金の精神を宿っててやっぱりこのコンビは改めていいねと思わされた🫠
