ゆかちん

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのゆかちんのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
2.9
ジョジョは読んだことないけど、年代関係ない洋楽好きとしては反応する名前がたくさん出てくるというのをアメトークで見たので気になってはいます。
でも、漫画として読むには絵が強すぎるんよなー…笑
アートとして、イラストで眺めるのはいいんだけど。


でも、パリやルーブル美術館が舞台ということで見てみました。


なるほどー。

ファンタジーとミステリーとホラーの要素はありつつ、そのどれでもない不思議な感じ。
世にも不思議な〜というのか、ドラえもん展で知った、藤子・F・不二雄のいうSF(少し不思議な)というのか。
そういう世界観なんやね。

そして、岸辺露伴のスタンド「ヘブンズドアー」は、ボブ・ディランの天国への扉…Knockin' on Heaven's Doorが元ネタでしょうか。

高橋一生が楽しそうに演じてたし、普段の高橋一生の演技ではなく、ちゃんと露伴になりきってる感じが面白いなと。

飯豊まりえ可愛い。オデコ綺麗〜!
衣装もオシャ可愛い。
でも、飯豊まりえって、この衣装に似合うタイプの感じでもない気がするから不思議。
でも、元気はつらつ!闇や後悔のない血筋で能天気!なんだけど、ちゃんと悲しみも経験して、それを抱きしめて乗り越えているって言うのがとても似合ってて良かった。


木村文乃の安定美女!
でも、ミステリアスというか闇を感じる美女役かというと、少し違う気がする…。



黒い絵の悲しみと怨念。
ヌルッとした美しさ。

でも、自身が犯した罪や後悔だけでなく、先祖のも背負わされるって重すぎるー。
ルーブル美術館職員の人、可哀想やった。

そう、ルーブル美術館ではフランス人が被害者演じてて、おおーこういうのやってくれるんやってなった笑。


安藤政信、最近こういう感じで出てくるね。
回想シーンの若露伴、なにわ男子なのか。


ルーブル美術館で案内してくれたエマさん、なんか知り合いに似てる。綺麗な人やけど深い悲しみ。。


なんやかんやあって。
解決したのかなって感じはあるけど、
なんだか物悲しさは残る。

こういう物悲しさというか
決して爽快ではない後味は、
独特の良さがあるなー。


全体的に静かで湿度の高い印象なのも、良い。

でも、もっとパリの景色やルーブル美術館の作品を見たかったかな。



原作知ってる人がどうかわからんけど、
普通に楽しめた!
ゆかちん

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