真世紀

三茶のポルターガイストの真世紀のレビュー・感想・評価

3.6
三軒茶屋にある劇団のスタジオでは少年の霊の目撃やらポルターガイスト現象が頻発。その検証にあのTOCANAのオカルト編集者の 角由紀子が現場に通い詰めで乗り出した!という(一応)ドキュメンタリー作品。

監督はシェイカーの後藤さんと「新耳袋殴り込み!」テイストも漂う。自分は未見だけど、「新耳袋Gメン」シリーズ最終作で角さん女性隊員で参加してるらしいし。

角さん、初日から霊を招くべく、スタジオオーナーの横澤さんの同地での体験を執筆した怪談コラムを朗読したり、幽霊探知機を作動させたり、果てはサイリウムダンスを披露したり(って、何を自分は観せられてるのかと思ったよ、新耳袋殴り込みテイストだとギンティ小林とかがやらかす幽霊挑発系統の所行だよな)。

二日目からは現地で怪談語らせるゲストも投入。いしだ壱成とやくみつるって、人選が謎だよ!「真・事故物件」シリーズの海老野心さんともう一人の女優さんを迎えてのお二人初めてのコックリさん、コックリさんバージンを捨てる様を収録とのことで、すがり付くもう一人の娘の手をしっかり握ってあげてる海老野ちゃんやっぱ、好感度高いよな(爆)。霊側もサービス、ホワイトボード揺らしたり、壁の掛け時計を吹っ飛ばしたり。

そんな進展具合を受けて女性マジシャン、元埼玉県警のカメラマン、元内装業者も現場に投入しての検証作業。そして、角さん、横澤さん、シェイカー後藤さんでのコックリさん(つのだじろう『うしろの百太郎』読者的にはコックリさんやること事態、どうかと思うけどはさておき。ま、確かに自分も小学生時分には当時流行ったコックリさんと同様のキューピッドさんやったこと有るけどさ)。

そして、呼び出された少年の霊とおぼしき「てつ」こと「てっちゃん」、角さんへの「かわいい」認定に吹く。さらにかなりはっきりとした白い手までヒラヒラと披露。でも愛称「てっちゃん」で手が出現とは、古谷三敏の『手っちゃん』を思い出すよな。まあ、それにしても、新耳袋殴り込みシリーズとかこの手の結構観てるけど、撮れ高すごいねー。

なんと続編が来月公開らしく、これまた、新耳袋殴り込みシリーズの歴代監督兼メンバーからチャントヨこと豊島圭介監督が登板。東出昌大をナレーションにって、「三島由紀夫VS東大全共闘」コンビじゃん!
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