このレビューはネタバレを含みます
“俺には何も見えないけど、
あなたのことは見えるんだ”
「トロイメライ」
“なにもかもうまくいきます”
“辛い時こそ笑うのよ”
漫画家。
「ONLY FOR YOU」
ある日目が見えなくなった。
漫画が書けなくなった。
耳の聞こえない彼女(作品のファン)が心配して家を探して訪ねてきた。
自殺未遂をした彼を心配して
毎日訪れるようになった。
彼は生きたいと思えるようになった。
足と口が悪いおばあちゃん。
でも孫のことをちゃんと大事に思ってる。
“私の夢は幸せな花嫁になることです。
あなたの夢は何ですか?”
“その夢を叶えることです。”
「賢者の贈り物」
“鎖骨に涙が溜まるほどですか”
漫画の映画化が決定。
だが、読者の心に訴えるためにヒロインが死ぬことにしようと言われた。
“高級な革靴にスーツ、
高い香水をつけているからって
世界で1番えらい訳じゃありませんよ”
小さい頃、施設で出会った俺の話を笑わず聞いてくれた、さくまドロップをくれた彼女に一目惚れし、社長になった男の子。
“見えなくても見えてるんです”
“可哀想な目で見るのだけはやめてください”
アシスタントがヒロインに不治の病という設定をつけた。それに交通事故を加えようと言ってきた。それは嫌だ、無理やりだと言った。けれど、泣き落としを使ってきた。彼は承諾してしまった。
彼女は怒った。
“現実と理想”
“夢より生活”
“目が見えないんだから仕方ないよ”
“いくらお金を積まれても
心までは売りません”
悪性腫瘍。
耳が聞こえなくなった本当の理由。
“響、ごめん、愛してる”
漫画を書き上げた。
雪の中出て行った。
追いかける響。
あのベンチに座り眠る彼。
泣き崩れる彼女。
飛行機。
サングラスを外した姿が眩しすぎる。
おかえり真治。
結婚式。
“それでもハッピーエンドはありえる”
“片思いデビルがサンタクロースになりましたね”