なな

法廷遊戯のななのネタバレレビュー・内容・結末

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

😭
ロースクールに通う3人。
清義と美鈴は同じ施設育ち。
馨は唯一在学中に司法試験に受かった生徒。

校内にある洞窟で生徒たちだけで行う
模擬裁判“無辜ゲーム”
負けた方は罰を受ける。

ある日、清義の過去がばら撒かれた。
施設長殺し。

幼い頃、清義は施設長が美鈴を部屋へ連れ込むところを見た。カメラ。
清義の手にはナイフ。
私が守ってあげると美鈴。

美鈴は両親に捨てられ、部屋で死にそうになってるのを救助され施設に、その施設長も酷いやつで本当に清義だけだったんだろうな。

美鈴は施設長に言う通りにしないと私にしたことを全部バラすと脅し、日頃清義が施設長に暴力を振るわれており自己防衛だと主張した。
そのため清義は少年院行きは免れた。

無辜ゲームで過去をバラしたやつを探した。
実行犯はすぐ見つかった。
けれど、実行犯はロッカーに入ってたのを利用しただけ、すでに報酬もあったと主張。
実行させたやつは誰なのか。

無事に清義、美鈴は司法試験に合格し
弁護士に。
馨は大学に残り研究をしていた。
たくさんの論文を書いていた。目には目を、歯には歯を、それで許そう、それを法律に反映させたかったようだが、暴虐すぎると認められることはなく。

馨に“無辜ゲーム”を久しぶりにやりたいから来てくれと洞窟に呼び出された。
行くとナイフで刺され横たわる馨と
返り血を浴びた美鈴の姿が。
美鈴は私の弁護をして欲しいと言った。
だが、それからダンマリを続けている。

清義の夢に馨が出てきた、夢から覚めた時の効果音が怖すぎた。

鍵を握るUSB。
馨の作戦、日記。
馨は父の無罪を証明したかった。
父は痴漢の冤罪にあった。
被害者は美鈴。

馨の母はすでに亡くなっており、
父はその件で追い込まれ自殺。
叔母に引き取られた。

美鈴は痴漢にあい、許してくれとお金を渡されたことがあった。それをいい手だと考え、馨の父に冤罪を。だが、馨の父は言った。
君、初めてじゃないね?
大丈夫。まだやり直せるから。
美鈴は笑った。
何にも知らないくせに。

馨の策では馨は急所を外し生きているはずだった。けれど、死んでしまったのは美鈴が裏切ったからだ。
それを馨の日記を読んで気づいてしまった清義。

美鈴は清義を守りたかった。
痴漢冤罪の件は既に時効が切れているため、自分が裁く。清義が父親を階段から落としたのを自分は見ていた、まだ時効がきていなから法に捌いてもらうと言った馨を止めたかった。清義は美鈴が連れて行かれそうになるのを止めたかった。
清義は私のヒーローだ。

笑っているのに悲哀に満ちていて、狂った様子が辛かった。
私と生きようと清義に訴えた。
けれど、清義は弁護士バッチを外し、
罪を償おうとしている。

美鈴と清義、お互いを守ろうとして
罪を犯し、誰かを傷つけてしまった。

清義と馨は仲が良かった。
終盤で2人が仲良さそうに話す姿に涙出た。。

無罪と冤罪。
馨、有罪無罪は裁判で決める、冤罪は神のみぞ知る。無罪は検察が立証できなかっただけ。

最後に清義が笑ったのは、
美鈴が無罪になったからなのか、
それとも別の意味があるのか。。
なな

なな