実在の人物の映画は難しい。
しかも全く知らない人の場合は。
その人のどこにライトを当てるのか
どういう面を押し出していくのか
そもそも情報が正しいのかもわからない。
この映画の通りだとすると
バーンスタインは人が大好きで、常に人に囲まれていたい
自分の欲望にまっすぐで、距離の詰め方がえぐく、才能は半端ない。
今日観た別の映画のセリフで、
「結婚は2つの植物を1つの植木鉢に植えること」と言っていて、素晴らしい例えだと思った。
片方の植物の生命力が強すぎたら、土の栄養を根こそぎ奪い、片方の植物は枯れるだろう。
必要以上の水をあげすぎると、根が腐ってどちらも枯れる。
才能ある2人が一緒にいると、最終的に力比べになってしまうんだろう。
しかしながら、演奏終了直後、観客から割れんばかりの拍手をもらっている指揮者がまっすぐ自分のところへやってきて、熱い抱擁とキスをされたら、とんでもない脳汁が出そうだ。
キャリーマリガンの年齢別演技、素晴らしかった。