大穴さんの映画レビュー・感想・評価

大穴

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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

3.9

五郎さんて、こんなに迂闊に行動するかしら…と思ったけど、映画だもん!
派手にやらなきゃ!お祭りだ!と頭を切り替えたら断然楽しめた。
海外へ行け!ドローンを使え!

でもお店選びは通常通りの素晴らしいク
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(2025年製作の映画)

4.0

これは、また老人の"ていねいな暮らし"…?すなわち、「PERFECT DAYS」か?!
勘弁してよと思ったら、違ったっ!よかった!!!

人生の終わりを常に意識し
自分を律しながら、堅実に生きている。
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

クリスマスが終わって、年末であることには変わりはないけど、ぽっかり宙に浮いた今日観るにはうってつけの映画だった。

みんな色々あるのよ。
でも人との摩擦がないと、その当たり前のことに気づけない。

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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.8

Septemberにここまで泣かされるとは……。

ロボットだって、悪夢をみる。
変わらないものなんてない。
だからこそ。

あの日君が笑ったこと、忘れない。
2人で歩いた道を、1人で踏みしめたって。
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

街でときどき見かける、いわゆる普通じゃない動きをしている人と出会したときに背中に走る緊張感。

明日からは、この映画のことを思い出さずにはいられないだろう。

親ガチャなんて言葉なまっちょろいよ。
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.0

テレビとの相性が悪かったのか
音楽だけの時と、セリフだけの時の音量差がめちゃくちゃあって、リモコンで音量を調節しつつ観た。
やっぱり映画は映画館に限ると再確認。

漫画の方が泣けたけど、声優も映像も音
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.6

儀式の描写がいい。
「来る」を思い出した。
イ・ドヒョンのビジュアルは素晴らしく
何らかの賞をあげたいくらい。
ちゃんと意味もあるし。
ゴウンちゃんの歌声も味があり、すごくよかった。
まさか我が国も登
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.7

アーサー、いやジョーカー
恋したらもう、CHE.R.RYの世界観やん…
(500)日のサマーやん…
恋したらね、鳥が寄ってくるだの
空がどうだの、そういう歌が胸にグッとくるよね…わかる。
この人が運命
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

5.0

Mind blowing 🤯

開始後すぐに、スピーカーから音が流れ
あぁ、これは絶対に映画館で観るべき映画なんだと思った。
爆発音が恐ろしかった。
静と動。緊張と緩和。
大義名分の名の下に噴出するそ
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.2

ヨルゴス版世にも奇妙な物語。
見てらんないシーンあり、笑えるシーンあり
ひどいって思ったり、かと言って絶対に起こらないともいえない、はてなマークが浮かんでは消えたり、そのまま漂い続ける3時間。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.8

一瞬も目が離せなかった
重いお土産を持たされて映画館から帰る

誰の心にもカナは存在している
めちゃくちゃでもいいから、生きていてほしい
少しずつでいいから、自分と向き合うことを止めないで

カナの心
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密輸 1970(2023年製作の映画)

5.0

漫画アプリのコメントで、よく
不倫男や不倫相手(たいてい主人公の親友)に
「早くクソ男、クソ女に制裁を!」とあるけど
初めてそのコメント主の気持ちがわかった。
完全に登場人物に感情移入。
絶対絶対許す
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.0

三角関係の矢印は、一方向とは限らない

スポーツって、結構残酷な行為なのかも…と考えてしまった
内容がどんなに素晴らしく、讃えあうことができても、どちらかが勝者でどちらかは敗者

勝ち続けた女のアクセ
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

残念ながら自分には、この映画の内容を初見で全て理解できるほど知識がなかった。

自分があの一家の住人だったら。
ヘートヴィヒだったら。子供だったら。
あの暮らしにどう感じていた?
夜通し続く騒音に慣れ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.8

最高最高最高!
FURY ROADの懐かしい面々に笑みが溢れた。
ジョー様はやはり頭がいいんだと痛感。
ディメンタスのパリピ感もよかった。

そしてフュリオサの恐れ知らずな心、ジャグリングの如くマルチ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

なんかすごいものを観たな、という感想しか
今は、ない。

前半ではフワフワ漂っていたものが後半に向けギュッと集まって、その行方を見つめていたけれど、
最後はみんな吸っていたタバコのように
煙に、巻かれ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

個人的には、配信で観る位でちょうどいいと思った。
映画館で観たら、みんなでクスクス笑って
ほっこりしてたんだろうな。

それはそうと、和山先生のインタビューで
狂児のモデルが長瀬智也と判明。
長瀬くん
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プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

ソフィア・コッポラの映画を観たな!
という気持ち。

流石に14歳はひくわーと思いつつ
まぁ事実なんだから仕方がない。

この題材だと、調理法によっては
ドロドロした方向にいく可能性があるけど
ソフィ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.3

泣いた。

家族こそが、この世に生を受けて一番初めに知る呪い。
そんなの悲しすぎる。
両親の最低子育ての真っ最中でも、
兄弟が本当に仲良く、支え合っていることが
清らかで尊く救い、だった。

おい親父
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

正直あまり派手ではない題材なので
何が起こるのか、どう話を進めていくのか
興味深く思っていた

しかしフランシス・マクドーマンドは、
絵が持つっ……!
すごい存在感だ。臨時雇用の先々の職場で馴染みまく
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

映画館で観るべき映画!
ドルビーアトモスで観て良かった。

オイ!というツッコミどころや厨二病的な描き方もありながら
終始スタイリッシュなトーンで進んでいくクセになるSF。
オースティン・バトラーがめ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

実在の人物の映画は難しい。
しかも全く知らない人の場合は。

その人のどこにライトを当てるのか
どういう面を押し出していくのか
そもそも情報が正しいのかもわからない。

この映画の通りだとすると
バー
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

余韻が心地よく、遠浅の海のように
いろんな感情がたゆたっている。

12歳で生まれ育った土地を離れ、外国の文化にアジャストせざるを得なかったナヨン(ノラ)。

ナヨンは移住した瞬間に消え、もうずっとノ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

すごく素敵な映画だった
日本を大袈裟にアピールする事なく
ごく自然に、ある1人の男のルーティーンを
みんなで見守る

基本、ボロアパートとトイレの往復なのに
絵が持つのは、主人公が役所さんだからに他な
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

映画が始まった瞬間から、わたしたちは
目撃者であり、陪審員だ。

もうしょっぱなから、ストレス!
え、ちょ、うるさ!!!
上の階行って何か言わないんスか?!
っていう。
マジでうるさくて、本当に不快で
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.0

ナイアド自身はもちろんだけも、ボニーや
チームのクルーがすごいな。

スポーツ選手でも、アーティストでも
卓越した人たちは、
コミュニケーション能力や
真っ当な感謝ができる感情と引き換えに
神様に才能
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

面白かった!

自分が本当に書きたいものは認められず、
鬱憤を晴らすために書いた駄作が大ヒット。
つ、つらい…!

しかも自分のルーツに関する世間のイメージ
てんこ盛りの酔っ払いながら書いた小説が。
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

最高!最高!最高!

全力で体を使って楽しむ大人たち!

魂に直接届く原始的であり、新しいリズム!
これは、わたしのこと?と思うような内容と
ひどく自分本位な歌詞が交錯する。
人間のこころなんて一言で
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

悪夢、悪夢、悪夢のオンパレード
悪夢の在庫大放出、悪夢のフルコース
悪夢の三段おせち重…

徹頭徹尾、容赦なかった

よくもこんなに起こってほしくないことを考えつくもんだ
ボーの住んでる区域の人たちは
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

不安定で、孤独で、今にも壊れてしまいそうな女王と、2人の女。

誰かに取りいらないとやっていけない世界って、つらい。
アビゲイルの成り上がり根性と権力への執着
、姑息な手口は冷めた目で見てしまうが
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

聖なる鹿殺しの翌日に鑑賞。

2作続けてみたことにより、共通点が見えてきた。

突如よくわからないフレームが提示されて
??
って思ってるのに、いつの間にかこの設定に振り落とされないように、脳内で登場
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

え?!「魔太郎がくる!!」?!

「こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・お・く・べ・き・か」

飲酒オペはダメ、ゼッタイ。
でもその代償が家族の連帯責任はちとキツい。
みんなちょいちょい嘘つくから、歪
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

開始1秒後から、あ、素晴らしいものが始まるんだと確信した。

これまでの狂気を、ぶれずに、スタイリッシュにやり切る気概。

もうお腹いっぱいなところに、もう一発デザートを打ち込んでくる無邪気さ。

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Saltburn(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

の・の、残り湯飲んだァ〜〜〜!
と叫んだよね

わたしの〜、おはかの、ま〜えで
脱がないでください〜…
すごいなバリーコーガン
ケツが白いのがとってもリアル

パラサイトする秘訣は、一に観察、二に傾聴
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

3.5

かなり荒っぽいイマドキ青春ドタバタコメディ。
嫌いじゃないけど、めちゃ大味。
字幕に?が入るのがすごく気になる。どうにかしてー。