猿山リム

妖獣奇譚 ニンジャVSシャークの猿山リムのレビュー・感想・評価

2.2
 2月22日は忍者の日ということで、サメ映画を鑑賞。
 まぁバカだろうなとは思って観たけど、過不足なく低予算なアレでした。

 B級作品の代名詞たちを組み合わせて、低予算で一本という企画で、国産サメ映画はあまりない辺りから作られた感じなのでしょう。
 無難なシナリオに適度なアクションな、絶妙な低予算B級作品。

 江戸時代の漁村が舞台。
 真珠が採れるということで、邪教的な集団に目を付けられ、サメをけしかけられて海に入れなくなり漁が出来なくなる。
 困った村長は、用心棒に腕は立つが扱いが難しい無頼に依頼する・・・。
 そんな中、親殺しじゃない、報酬未払いじゃない、追手じゃない、ゾンビじゃない、色々絡んで膨らんでいく。

 監督やスタッフは、ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズなんかを手掛けるベテランぞろいらしい。
 子供向け特撮作品の典型をベースにハチャメチャサメ映画に改造した印象。
 時代的にどうこうとか、忍者作品としてのどうこうとか、深く作りこまれている感じでもなく、物語は最低限アクションを引き立てるだけの小道具な印象。
 忍者刀もちゃんとしていたりしていなかったりだった気もするし。

 特撮ファンなら、夢の対決シーンや、隠れたギミックなんかで喜べる感じらしい。
 わたしは、特に所謂特撮に詳しくないので、そのあたりはよくわからなかったが・・・。
 長野じゅりあが出ていたのは嬉しかった。
 「サルベージマイス」で気になっていた女優さんだったが、その後活躍が解らなかったので。
 このアクションは痺れる。

 忍者らしさは、あまりない。
 サメの必然性は、ほぼない。
猿山リム

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