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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3DリマスターのTSのレビュー・感想・評価

5.0
【オールタイムベスト】100点
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監督:ジェームズ・キャメロン
製作国:アメリカ
ジャンル:ドラマ/恋愛
収録時間:195分
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 2023年劇場鑑賞6本目。
 この映画の感想文をいつ書こうか迷っていたところ。何故なら書き始めたら止まらないから笑 正直いくらでも書けるのですが、『タイタニック』と『タイタニック3D』の方で滅茶苦茶長文で書いていますので、なるべくこちらでは抑えたいと思います。

 最初に言っておくと、自分のオールタイムベストであり、それはこれからも絶対に変わりません。自分の中ではこれより素晴らしい作品は地球上に存在しません。今回、3Dリマスターで上映ということで、IMAX上映が関西でやっていないのは悔やまれますが、即座に席を予約して鑑賞しました。満席でして、やはりタイタニックは国内ではかなり人気の模様。中には初めて見た人もいるようでして、この偉大な作品を今回映画館で初めて観れるということは何と幸福なことでしょうか。自分はリアルタイムとしては映画館で観れませんでしたが、おそらく通算30回は観ています。見すぎて次のカットが何かとか結構覚えてきてしまっている始末。明らかに他の映画と比べて好きの熱量が違います。映画館としては今回で3回目。(1回目が6年前のシネマコンサート、2回目が5年前の午前10時の映画祭にて) いやはや、入場前のアナウンスで鳥肌がたつのは今作くらいでしょう。はっきり言って、30回近く見てるにも関わらず、今年で一番楽しみな作品でした。開始直後の20世紀フォックスのファンファーレで鳥肌。その後静かにHymn to the seaが流れてきて爆死笑

 文句のつけようがない。ありとあらゆる面からみてもパーフェクト。強いていうならもっと長いバージョンを上映してくれてもいいくらい。ジャックとラブジョイの戦闘シーンなどの未公開シーンを全て継ぎ足したエクステンデッド版なるものを上映してほしいくらい。自分はタイタニック狂なのです笑 今回3Dリマスターで蘇り感無量。もう毎日観たいくらいの作品であります。

 やはり、何回も見ていたら新たな発見もありました。例えば、ジャックがローズの手の甲にキスをするシーンがあり、その時ジャックは「映画で見て一度やってみたかった」というのですが、このタイタニックが沈んだ時は1912年。そんな映画ってあるのかな?とシンプルに思えてしまいました。この年代となると『國民の創生』や『イントレランス』ですら世に出ていない時代。一体どの映画を見てジャックはこう思ったのか。と見過ぎたが故の意地悪な見方も芽生えてしまいました笑

 そして久々に観たのですが、自分はタイタニックはパニック映画と豪語し続けてきました。その中で人々の熱いドラマがあり、はっきり言ってジャックとローズの恋愛物語は二の次だと。ところが、歳を重ねたからか、この二人の恋愛物語にも感銘を受けてしまったのです。あまりにも儚い、しかしローズからすると救世主であったジャックの存在。息苦しい上流社会からの解放も確かに描いていたのだなと改めて感動しました。最後のシーンは何回見ても泣けなかったのですが、今回30回以上みてるはずなのに、初めてウルッときました。これには自分も驚きました。

 と、何回見ても新たな発見がある作品。生きている間にこの作品に出会えたことを誇りに思います。結局抑えるといってもこれくらいの分量になってしまいました。本編や逸話には敢えて触れない様にしていたのに、それでこれですからね笑

 いまだに日本における洋画最大の興行収入を誇っています。もう悪いですが鬼滅の刃なんて目じゃないです。リピーターも、初めてタイタニックを見ようとしている人も、是非とも映画館でその感動を体験してください。
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