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宮本武蔵 般若坂の決斗の一のレビュー・感想・評価

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)
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3年間も天守閣に閉じ込められ本の虫になり見違えるように立派になってしまった武蔵、ちょっとさみしい。けどやっぱり読書大事!本を読め本を。「わっしょいわっしょい」と村の男たちに担がれ武蔵を斬りにやってくる浪花千栄子が無駄にお祭りムード醸してて最高。武蔵の旧いダチ木村功は木暮美千代にほだされて飲んだくれのヒモ野郎と化していた。木刀で即死の山本麟一の激・食わせ感もたのしい。終盤に至るまでぜーんぜん剣を抜かないタメすぎな作劇にじりじりさせられるが、スプラッタなクライマックスには満足。
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