内田吐夢監督作品。
宮本武蔵五部作の二作目。
姫路城での3年間の幽閉から出された宮本武蔵は、剣の道に生きることを決意し、浪人として旅をするが・・・という話。
前作で豪快な振る舞いをしていた武蔵が、幽閉により礼をわきまえた男になっている。出会う人とのやり取りが丁寧。今作品はあまり剣を抜かず、武蔵と他の登場人物との触れ合い、因縁を中心に描かれる。旅を共にする城太郎少年がかわいらしい。
最後の般若坂の決斗が見所。首が飛ぶわ、顔を真っ二つに切るわで血みどろ。
お通との別れに橋に彫った文字「ゆるしてたもれ」がツボだった。