PMS(月経前症候群)とパニック障害を抱える男女が、それぞれの病と向き合い、お互いに寄り添い合う話。
恋愛映画ではありません。
16mmフィルムの温もりのある映像と、トラックメイカーHi’Specの暖かい音楽がマッチしていて、良い温度感の作品。
互いを理解しようとする、歩み寄る、尊重し合う、という人とのコミュニケーションにおける初歩的なプロセスが如何に難しく、大事かを実感。
人によってストレスの許容量って異なるし、その日のコンディションによっても誤差以上の差異が生じる訳だ。
生きづらさの総量の程度とかではなく、老若男女関係なくみんな生きづらさを等しく感じているから、余裕がある時には助けてあげるくらいの器量でいないとね。
観終わった後に、周りの人のことを、大事な人のことを、もっと理解しなくちゃなぁと思った。
人として大事なことを気づかせるキッカケになった作品なので、おすすめ。