マイケルの未来を知ってるだけに「先見の明ありすぎだろ」と思い、セリフに嘘くささを感じてしまった。
前半は良かった。80年代の音楽も懐かしく、楽しくみていた。が、後半になるにしたがって「あんたは未来からきた人ですか」みたいなセリフがだんだん鼻につくようになった。カッコいい理念を語りすぎてるのもなあ。どんどん嘘くささが増してきてしまった。
映画でもちょこっと触れられてるが、当時のNBAはビッグマンに価値があり、マイケルのようなガードは低く見られていた。その価値観をひっくり返したのがマイケルだ。
しかしこの映画に出てくるナイキの人たちはほとんどみな彼の行く末の成功を信じている。にわかには信じがたい。
実際のところは単にビッグマンに逃げられて仕方なく背の低いガードに投資したらそれが大当たりしただけなんじゃないだろうか。
あとマイケルの母親との最後の会話もなあ。あんな崇高な理念みたいなのを本当に語ったのかなあ。息子のためにがめつく頑張っただけって言う方が納得いくけど。