思わず隣の人の靴を見ちゃう。
右も左もNIKEだった。
やばい。
adidasを履いてきてしまった。
でもそれはボンドに憧れてだから
文句はダニエル・クレイグに言って。
スーパースターの宣伝力は抜群だから。
スーパースター☆マイケル・ジョーダン。
彼に憧れてエアジョーダンを買った人は
もしかしたらバスケファンより
多いのかもしれない。
私も特にMI6ファンでは無い。
リスクのある勝負…とは思えない。
令和でも誰もが知る有名人なのだから。
だからこそ劇中のマット・デイモンとリンクする。
「リスクを軽くみている。」
と言われ、職場の人を見渡す目線。
あの瞬間、
勝つことばかり考えている自分に気付く。
“勝つことは知っている”と思ったまま
散っていった者達の存在に気付く。
これはもちろん賭けに勝った者達の物語。
細い糸を手繰り寄せた者達の物語。
でも強い輝きを放つ星の下には
無数の陰がある。
ほんのちょっぴり怖くなって
お尻に火がつく映画でした。