パケ猫パケたん

アナログのパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
3.1
✏️記録

北野武の小説、『アナログ』の映画化

ある日、新進の建築デザイナー悟(二宮和也)と、携帯を持たない謎めいたところのある、美女みゆき(波瑠たん👩✨)は、喫茶店☕「ピアノ」で出会ってしまう 好意を持った二人は、プラトニックな関係を続ける そう毎週木曜日の夕方から、「ピアノ」で待ち合わせ 海辺で糸電話をする場面など、北野らしくってじれったく少年ぽいよ~

携帯を持たない設定から、すれ違いが生まれる、それは、恋愛小説、恋愛映画の定石であったし、北野武はそれを狙っているのであろう

海辺、純愛、すれ違い、予期せぬ悲劇、
そして、人形のように廃れてしまう人間などの、造形の数々は、北野武の、『あの夏、いちばん静かな海。』、『HANAーBI』、『Dolls/ドールズ』を彷彿とさせて、この純粋さと哀しさは北野武の元風景であるのだと確信させられた

ただし、この映画の監督である、タカハタ秀太の演出は、手練れていない、硬い、恋愛ドラマベースで素直に作ればいいのに、そこまでは至らない

まず、波瑠たん👩✨の登場場面のキレが無くて残念 しかもほとんどが曇天で画面が暗い マジックアワー🌇使えよ~ 波瑠の美貌ならば、全ての彼女の登場シーンが美しく撮ってあるドラマも多いのに、その境地には全く至っていない 兎に角、登場人物の描写が遅くて残念

波瑠、板谷由夏、高橋惠子、筒井真理子とオイラ🐱が好きな美女と美魔女の豪華キャストなのに、パケたんのパケたんがピクリとも反応しないよ😿www

まぁ撮り方が、巧くないんだろうなぁ、普通の恋愛ドラマを撮る事は意外と難しいとは思うが

高橋惠子は終始、美人に撮るべきだったよ、この美しさは後半の伏線にもなるし~

波瑠たん演ずるみゆきが、携帯を持たない理由は良く分かるよ~ 可能な限り社会から断絶したいって事だよね

だから、海辺での糸電話の件りは泣けてしまうよ、美しい波の音と光

さて、不満たらたらで観てしまった前半・中盤だったが、そして、レビュー書けないじゃんと焦ったオイラ😿なんだけれどもさぁ

後半の波瑠たん👩✨の表情に全て持っていかれたわ~、流石、売れっ子女優、『ドールズ』の菅野美穂みたいだったよ🎵 美しい🎵

そして、気丈に振る舞うお姉さん役の、板谷由夏たん👩✨がまた、熱演で美人で、あぁ美人姉妹だよね~ お腹が空いたよ~ 丼モノ食べたい😋と思っちゃって、パケたんも元気が出てきて😻、良かったよ
泣きの演技のニノも巧い🎵

ただし、北野武の過去映画のメタファーを散りばめればもっといいのにさぁ

あと、エンドクレジットに流れる音楽も凡庸で、脳内で勝手に、久石譲の『HANAーBI』に変えちゃった😹 結局、貶している😿




ユナイテッドシネマ・キャナルシティ13
スクリーン9


2023ー105ー84