声優陣を見て「なんで実写でやってくれないの…」ってなってたけど、想像以上に犬たちが可愛いくて最終的に犬(特にレジー)にメロメロになってしまった。どうやって撮影してるのかわかんないけど口を動かしてしゃべる犬が可愛い。
アメリカコメディ界第一のウィルことウィル・フェレルと第三のウィルことウィル・フォーテが飼い犬で飼い主な映画(第二のウィルはウィル・アーネットね)。久しぶりに映画館で大爆笑した。主な内容がチンコとうんこっていくらなんでもくだらなさすぎる。
それだけでも最高なのに劇中で「Classic Doug」という台詞があるように正にそれぞれのクラシックと言える役どころ(特にダグ役のウィル・フォーテ)で感動した。
しかも、意外にもメインの犬ボイスの4人は互いに共演歴がないよね？それが意外過ぎる。何処かで見たことがある組み合わせ過ぎるだろ。
ウィル・フェレル大好き人間としては犬の声が似合い過ぎてて可愛いくて最高だった。やっぱりバカみたいに健気で純粋なウィル・フェレルが世界で一番可愛い。わたしがレジー飼いたい(子犬のレジーは監督が飼ってるそうです)。ちなみにウィル・フェレルが、SNLのオーディションで披露したネタは猫のマネ。
『マクグルーバー』を筆頭に真正クズ野郎役をこんなにおもしろ可笑しく演じることができるのはウィル・フォーテだけ。今作も真面目に良い仕事してて泣けるわ。『くもりときどきミートボール』からカメオ含めて出続けているし、フィル・ロード&クリストファー・ミラーのMUSEと言っても過言じゃなくなってきたね。ちなみにウィル・フォーテは犬を2匹飼ってる。
監督は去年、個人的にコメディでスマッシュヒットだった『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』のジョシュ・グリーンバウム。相変わらず、ジョークが多くて細かくて下ネタとバカ展開がちゃんと笑えて、ほんと良い監督がコメディ界に現れて嬉しいかぎり。
配役からもわかる通り(アイラ・フィッシャーLOVE)、ザ・ロンリー・アイランド周辺をど真ん中で通った世代が今映画やドラマ制作の中心にいるんだよな。きのこトリップシーンの訳のわかんなさといい、これは『ホット・ロッド』系譜のSNL関連作品としては快挙と言える快作でしょう。きちんと評価されていいと思う。なので彼らがウィル・フェレルを主役に迎えているのも胸熱でしかないのです。
